Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
ウルトラマン神戸に
義姉が長男と一緒に映画「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」を観に行ったという話を聞いた。舞台はなんと神戸である。実はこんなエピソードがある。

本作品はウルトラマンのテレビ放映開始40周年を記念したもの。ロケ地に神戸が選ばれたのは、製作に当たった「円谷プロダクション」(東京)のスタッフの心に、阪神・淡路大震災時の光景が深い印象を残したからだった。

震災があった1995年1月17日は、円谷プロにとって「特別な日」だった。1966年に「ウルトラマン」の放映が始まって以来、次々と人気シリーズを世に送り出してきた。しかし「ウルトラマン80」(1980年)を最後に、テレビ放映が途絶えることになった。
何とかウルトラマンを復活させようと、映画化の企画を、配給会社の松竹に提案する予定になっていたのが1995年1月17日。そんな朝に震災が派生した。
映画化の提案は受け入れられ、翌年の「ウルトラマンゼアス」の公開が決まったものの、神戸など被災地の悲惨な映像は強烈な印象として円谷プロに残り、ウルトラマンと神戸は切り離せなくなったという。震災直後の1995年2月には、ウルトラヒーローが被災地の小学校などを訪問。握手会を開き、子どもたちに「いつか神戸を舞台に映画を」と約束した。

それから10年、円谷プロは「震災を乗り越えた復興のパワーを全国に伝えられる」と映画化を決定。物語は被災者の心情も考慮し、震災には触れない内容に変えた。ただ、復興を信じる力、あきらめない気持ちの大切さなど、いろんな思いを作品に込めたという。

予告をネットや新聞で見たが、映画の中では神戸空港を始め、須磨海浜水族園、六甲山牧場、布引ハーブ園、ホテル舞子ビラ、グルメ遊覧船コンチェルトなど、神戸を象徴する見慣れた施設が重要な場面で登場している。昨年、まだ建設中だった神戸空港でロケが行われた。ウルトラマンが空港の滑走路で怪獣と闘っているシーンがある。(ハヤタ隊員は空港長。六甲山牧場で働いている隊員、水族館にいる隊員もいた。名所案内みたいで嬉しくなる)

今も昔も子供たちに人気のウルトラマン。特に兵庫県の子供たちにはとびきり嬉しいプレゼントではないか。私も見てみたい。

再来週、空港へ行く。本物は出てこないが、ウルトラマン広告がたくさんあることだろう。

あの当時のウルトラマンのテーマ音楽を思い出してしまう。

♪ジャン ジャカジャカン ジャカジャカン ジャカジャカン〜ウンパパウパウパ ウンパパウパウパ 胸につけてる マークは流星〜
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