Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
無念…
一昨日、皆が寝静まった頃、妻の携帯電話が鳴った。新潟の義母だった。夜中は悪い知らせしかない。ちょうど私は久しく触っていないパソコンを開いている時だった。

伯母さんが亡くなった。今年3月に突然倒れ、意識は殆んど戻らぬままの入院生活だった。回復は叶わなかった。

伯母さんに最後に会ったのは、ちょうど昨年11月3日の法事。私は親戚になってまだ4年だが、妻の実家が「本部」なので盆正月は必ず会えた。親戚中で飲めや騒げやの集まりは、今までの人生に無かったので新鮮だった。
結婚の時も御世話になった。伯母さんの嫁ぎ先は広大な田畑を所有する庄屋のような家。伯父さんは農協の元理事長。結納に同席頂いた。式では挨拶を頂き、伯母さんが歌を歌ってくれた。
妻にとっては母親の姉で子供の頃から親しんだ方。簡単に語れるものではないだろう。

ちょうど一昨日11月7日は、3年前の祖父の命日。そんな事を考えていた矢先だった。夜、中越地震で寸断された上越新幹線の代行バスで暗い道を新潟へ向かったのを思い出しながら…。

義母は祖父が迎えに来たのだろうと言う。無念と共に不思議な思いがする。こんな事はあるのか。
伯母さんはこの日を待って、父親のもとへ旅立ったのかもしれない。
「寂しいろ。来てやったて。ん〜?」
天国で祖父に話かける伯母さんの顔が目に浮かぶ。
遠縁の私が軽々しく言うのは失礼かもしれないが、そんな独特の明るい声が聞こえてくるような気がする。
今日は通夜。さすがに病み上がり・身重の妻と飛んでいくことはできない。

こうして命は確実にリレーされていくのかもしれない。

故人のご冥福をお祈りします。

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