Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
災害と飽食
最近体調がすぐれないと思う傍ら、世界では大災害が多発している。

中国の四川省では大地震が発生し、街ひとつが消滅するほどの犠牲者が出ている。ミャンマーでもサイクロンでとてつもない被害が出ている。
犠牲者の冥福を祈るとともに、生き埋めや行方不明になった方々の、一刻も早い救出を願うばかり。

被災地は中国の山間部で、今後は土砂災害の多発が予測される。甚大な被害に復興は容易ではない。そしてミャンマーは国土の水田の多くが水没し、被災した方々は生活基盤を失った。来年植える種籾すらないらしい。
同時にこのような世界規模の災害は世界的な食糧危機の引き金にもなるのではないか。

新潟で田植えを手伝った際に聞いた話では、

「減反の影響で、ここの田んぼには今年は豆を植えたの」

私が騒いでも為す術はないが、やはり食糧自給率は引き下げてはならないと感じた。減反政策自体が世界に逆行しているように見える。いざという時に命をつなぐのは食糧。
最近我々は「中国産の○○は・・」と言うが、結局中国の力なくして飯を食えないではないか。そもそも米や野菜に文句を言えるのは自分で作物を生産している人だけだろう。昨日のイチゴ収穫のように、田畑で作物を手にして分かる食べ物のありがたさ。ゆえに義父母が農作物に意見するのは納得がいく。

それから先日、新聞にこのような投書が出ていた。

「大食い番組はやめて」

“若い女の子がその風貌から想像できない量の料理を食べつくす姿は、アンバランスで面白いのだろうが、多くの挑戦者は食べ残しており、大量の残飯が出ているはず。世界には食糧難に苦しむ人々がたくさん居るというのに、公共の電波まで飽食を助長するのは疑問”

という内容だった。“若い女の子”とは“○ャル曽○”だな。ちなみに姫路出身。

これは一理ある。痛いところを突かれた気分。かくいう私も連休中、特盛カレーを残した。正しくはYさんとS君が手伝ってくれたが、それでも残った。もったいないことをした・・・。反省。
日曜朝、夜行バスで上京したら、朝食にどこかのホテルのモーニングブッフェ等という話をしていたが、少し気が引ける。
じゃあ残さず全部食べればよいのか?そういう訳でもないか。


さておき、私たち日本人は“もったいない”という言葉を忘れてかけている。第一次産業こそ“もったいない”を源泉とする生産構造だ。
| Rail&Hand | - | 22:02 | - | - |
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2024 >>
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE