Zakkan　（雑感）

先日の朝刊記事。兵庫県立美術館の図書室にはあらゆる美術展の図録、カタログ、二万七千冊を揃えてあるという話。図録はその展覧会でしか購入できないのでこれは面白そう。
図録には作品解説のみならず、作家の経歴や嗜好が解説してあり、会場の小さな掲示を読むよりも後でゆっくり確認できる利点がある。
その昔、気に入った図録を時々購入していたが、結局重くて邪魔になった。
学生時代、都内の美術館をハシゴした私も美術品鑑賞は久しくご無沙汰で少し残念。
数ある図録の中でも勉強になったのは、意外にも「院展」「日展」などの物。ハイレベルな入選作品が所狭しと並んでおり、例えれば絵画の総合カタログ。あらゆる嗜好の作家がいるので、多様な構図や表現方法がある。
その1000分の1も真似る技は持ちあわせていないが、「この絵いいな」素直に思わせる作品に出会うことができるお買い得な写真集だった。この手の展覧会は全国巡回の折、デパートの催事フロアで開催されることが多いので、買い物がてら鑑賞できる。