Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
姫新線


年末にTさんより頂いたイラストを額装してみた。
正確なデッサンもさることながら、いつもながらシャープな輪郭が心地よい。

昭和44年の姫路駅1番線・姫新線ホームの写真が元になっているという。
「津山を早朝5時7分に発車した一番列車が8時6分姫路に到着。津山〜姫路間86kmを3時間かけて走る」という解説。
蒸気機関車なき後も、21世紀初頭まで津山早朝始発の姫路行列車は存在した。

汽車はなくなったが、屋根や構内施設の雰囲気は約40年間ほとんど変わらぬ光景だったことがわかる。
現在は写真の場所を横断する形で仮設の東側自由通路となっている。高架化で様変わりしてしまった。これから往時の面影はどんどん消えていくだろう。

これといった名所も少ないローカル線で知名度の低い姫新線。
ちなみに姫新線は姫路〜新見(岡山県新見市)を結ぶのでその地名が語源。しかし現在、全線を直通する列車は1本もない。昔は大阪から急行があったのだが。その頃は関西〜山陰地方の連絡線の役割も担っていた。
新見付近は完全な過疎地で利用客は僅か。今日、賑やかなのは兵庫県側の姫路付近のみ。

Yさんによれば、3月から導入される新型車両を製造している「新潟トランシス」関係者は「紀神線?どこソレ?」という話らしい・・。
まあこちらでも「新潟へ行く新幹線ってあるの?」という人もいるが。

私は蒸気機関車こそ知らないが、昔も今も身近な乗り物だったりする。イラストの時代と比較すると利用者は半分に落ち込んでいるという。少子高齢化、過疎化、道路網の整備、要因は様々だが、来年度に完成する、兵庫県が出資した姫路〜上月間の高速化事業で活性化となればよいのだが。単に「出来ました」だけでは利用者増加に結びつかないだろう。

ついでに最終列車を以前の時刻に戻してもらいたいな。2001年3月までは姫路23:45発が最終だった。ローカル線のくせに地方都市の主要路線並の終発時刻でありがたかったのだが・・。





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