Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
紙おむつで失われたもの
妻です。

「紙おむつと布おむつでは、おむつ離れの違いはない」
というのは、紙おむつメーカーの研究結果。
そんなことは絶対無い、と私は思います。

息子は新生児の頃、おしっこがビッショリ出ると泣く事がよくありました。
うんちの時も必ず泣いていました。
しかし、お座りし出す頃から、外の世界に興味が広がり、しだいに「出た」サインを出さなくなりました。


実母などは、息子や娘が小さく顔を歪めると
「あ、今おしっこした?」
などと表情で排泄をよく読み取ります。
私には全然分かりませんし、そう言われたからといってオムツを確かめもしなかったのですが…。


昔は布オムツしかありませんでした。
だから赤ちゃんはオムツが濡れると泣き、母親は「どうした?おしっこ出たの?」と飛んで来て替えてくれたのです。
赤ちゃんにとって排泄は、お母さんと触れ合える大切なコミュニケーションの時間だったんですね。


それが紙おむつだと、おしっこをしても洗濯の必要がない。
そうなると母親は「もうちょっと替えなくていいかな」と放っておき、子供も次第にサインを出さなくなります。
オムツの中で排泄することが当たり前になり、オムツが濡れても不快とならない。
ビッショリになっても「出てない!!」と替えさせてくれない。

娘の悪い例です。

更に3歳までオムツの中で排泄をしてきたものだから、パンツを脱いだら排泄できない。
なので娘は未だに「パンツの中でするの!」というのです。


こうなると本当にオムツ離れは難しくなります。
ここまで来たら、集団生活で「オムツは恥かしい」と気付いてもらうまで、なかなか簡単には外れないでしょう。


紙おむつは手軽で、衛生的。母親は洗濯の手間から、赤ちゃんはオムツカブレから開放されました。


けれど失われたものも確実にあると思います。
それは母親とのコミュニケーション。
そして、母親の子供を見る観察眼。


今、息子はトレーニングパンツにパッドをつけて、一回一回出たら替えるようにしています。
すると、再び「出た」サインを出すようになりました。

姉の悲劇を繰り返さないために…。


春の長雨の季節。

我が家は部屋干しパンツでいっぱいです。。。(〃_ _)σ‖
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