Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
稟議
愚痴になるかもしれない。これは会社勤めには付き物。

朝、部長に呼ばれた。

「この間の設備投資の稟議の件、やっぱり決裁が終わった後でもあれこれ言っているみたいなんや。俺が報告書作るから経緯の詳細をもう一度出してくれるか」

決裁が終わり、契約書に押印した今日になって、事業主の身内から物言いがあるらしい。何じゃソレ?という感がするが…

「俺は今まで会議の席で事業の概要を細かく説明してきたつもりだけど、伝わってなかったみたいだ。本来の組織とチョット違う、ここでは逐一個別に身内に根回しが必要なんやな…。これから慎重にする勉強になったわ。俺は納得いかんけどしゃあないな…」

その規模とスムーズな決裁を考慮して起案者を部長名としたが、この補助金事業の申請と契約、指揮は実質私が行なっており少し不安にもなる。

一日がかりで改めて根拠を精査した。

「明日にでも顛末を説明するわ。ありがとう」

納得してもらえるか否かは別として、現在のボスである部長の下で軽快に動いていた自分に気付いた。

事業の決断は、時間的に相見積りが取りにくい状況だったとはいえ、部長の判断に委ねて進んでいた感がある。
事業自体は必要性に即したタイミングで決断、しかも運良く補助金が採択されたので問題なく今更後に退けない。やはり採択の時点で、実行すべきか事業主に再度伺いを立てるべきだったのか…。今更後悔しても仕方ない。
極端に言えば昨年赴任した上司の意見だけを持ち上げて、お山の大将にしつつあったような気がする。


退勤後、遠目に気にしていた課長に今日の顛末を話した。

「ここはな、見えんところで身に覚えのない噂だけ出ることがあるんや…。ある程度、腹をくくらなあかんゾ」

私もまた、いつの間にか出る杭を気にするポジションになりつつあることに気付いた。
経営者の顔色だけを伺っていては仕事はできない。しかし所詮は労働者。

そして必要な情報を上司に伝えることは我が身と上を守る術。「この先崖崩れ」の標識に気付かず、道を知らない車に黙っているなんてのは…
これからは理由付けになる物を用意しておくことが必須だろう。誠実に処理していても、それが揚げ足になってはアホらしい。

「まあ、済んだことはしゃあないわ。飯でも食いに行こか」

前述の課長が言う。当人の性格から、よからぬ噂も耳にした人だが、今更ながら、若かりし日に労働組合を立ち上げようとしたという、事業主にも囁かれた噂は根拠のない話だったことを告白される。私の倍以上在籍しているので様々な体制でいろんなことがあったようだ。
我が身を守ることは家族を守ることだという。

などと気にするヒマがあったら趣味の時間にでも費やしたいところ。そっちが私のポリシーでもある。

とかなんとか言って…遅くなってごめんなさい、奥様。m(_ _)m
昨夜、「明日早いの?」と聞いた娘にも…申し訳ない。






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