Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
DD54
最近サボり気味なので今日は3連発。


DD54型ディーゼル機関車。ドイツの技術を導入し、本国の機関車を意識した箱型車体を持つデザイン。
1966年に登場したものの、駆動シャフトが折損して枕木に突き刺さり、棒高跳び状態になって脱線事故を起こしたとか・・相次ぐ故障に悩まされ1978年に全廃されてしまった。最も短命の機体は6年で、その無駄遣いを国会でも取り上げられたほど。

しかし、現場の苦労とは裏腹に、その日本離れした姿に魅了されたファンは多い。昭和40年代末期、蒸気機関車を追い出すディーゼル機関車にソッポを向いたファンも、DD54にはカメラを向けたという。

そういえばFさんのBMWもまた、この機関車の特定番号だそうで。ワルそうな風貌の車に親近感が沸く。同じくドイツ製。

1978年、最後の活躍路線は播但線。近所だが、物心付く前で瞼に焼き付けることは叶わなかった。
それでもこの姿、メチャカッコいい!


。庁庁毅瓦欠陥機関車であったかどうか。

結果として欠陥の烙印を押されてしまったDD54。まずは海外の新機軸を導入して開発された意欲を称えたい。この時代、純国産で製造された先輩のDD51もまた、性能の安定まで3年ほど要しており、まだ国産ディーゼル機関車の製造過渡期であったことは否めない。
仮にDD54が成功していたなら、ディーゼル機関車の標準型になったかもしれない。
故障に関しては、現代のように通信が発達しているわけでもなく、ましてや国鉄は巨大なお役所。福知山の機関区からドイツ本国に問い合わせても即答などなかったはず。そして、新技術でタダでさえ精密な機構なのに、昭和40年代、国鉄の労使闘争で十分な整備が行き届かなかった点も背景にあるのかもしれない。
「欠陥」には様々な事情があるようだ。


◆孱毅粥弋ヾ惻屬離献鵐ス

鉄ちゃんならご存知のとおり、「54」がつく機関車の形式は蒸機「C54」、電機「EF54」、ディーゼル「DD54」ともに短命に終わっている。電機では「ED74」なんてのも短命。
たいていの国鉄制式機関車は50番台で始まり、3〜4番目に開発された機関車に「54」が冠されている。なんでこのようなジンクスになるのか?自分なりに考えた。

野球の4番バッターとして考えれば、この辺でホームランを狙って・・という感覚かもしれない。長打でランナーを返す確率の高い3、4番に最高のバッターを置くと効率的になる。

そこで、出塁した1番バッター「C51」、2番バッター「D51」の次は、いっそのこと投球も足も速くて長打もこなす選手をチョイス→あれこれ欲張って外国人選手を起用→空振り三振・・・

という感じかも?
実際に「54」形式は、先輩たちが一定の成果を上げて落ち着いた後、新たな要素を組み込んで、ちょっと冒険した結果、製造両数も少数に終わった機関車たち。

音楽CDでも、カップリングの曲ってショボイですよね。

飲食店のメニュー序列でも、 嵜道厥А廖↓◆屮ツ丼」、「天丼」、ぁ惷婿厥А戮辰董Ακ足りないですよね。



さて、画像のモデルは1/80エンドウ製品。外観は綺麗だが、動力装置の不具合から「中古ジャンク品」として入手したもの。ボディはダイキャストの塊でかなりの重量。飾る分にはいいが、走行不良は実物と同じ。そこまで真似しなくてよい・・。

とりあえずTさんの工場に入場することになった。
鯖寿司「くろ田」の紙袋に入れて渡すと重量もサイズもそれっぽい?
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