Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
こんな夜は

遅くなってしまった。そのことが予め分かっていたので夕飯は要らないと言ったら、妻が千円くれた。家事が楽できる手間賃のようだ。ラッキー。


先日から無性に魚が食べたい。特に「光沢あり」を。

姫路駅近くの居酒屋で「ぶりフェア」という貼紙。薄暗い商店街でなおさらいい感じ?
この時間、いきなり誰かを誘う訳にもいかず、ごく一部の方を除いてまっすぐ帰宅しているだろう。しかも金曜、ごく一部の方ほど先約も多いだろう・・。
独りで遅い夕食。賑やかな店内のカウンターでは寂しい。
こんなことならyさんにでもメールすればよかった・・(帰宅後、当人のブログで出張帰りに気づいた)



さて先日、勤務先に届いた郵便物の出来事を思い出した。


2年前に退職した上司宛。
雑務をこなすSさんが、

「これ、どうすればいい?」

私はよく見ずに、

「いないなら関係ないんじゃないですか」

これが後ほど事件になる。

彼女がポストに宛先無の札を貼って投函した矢先、その受取人から電話があった。中身は招待状だったらしい。差出人からここへ送ったと言われたという。対応した先輩が返送した旨を回答した。



そして翌日、本人が現れた。関わった人は不在で、経緯を知る私が対応した。

返送とは何だ。頭にきた。今まで十数年やってきたのにあまりにも薄情だ。もうお前らとは関わらん。こんな扱いを受けるとは自分は落ちぶれたもんだ。

という恨み節。
やっぱり…イヤな予感が的中した。


在職中は、注文した料理が遅いだけで怒り狂うような人だったので、毎回背筋が凍る思いをした。それが今となっては気の毒に感じる。
(等と、注文した鉄火巻がなかなか来ないのを待ちながらしみじみ思う)

人間、年を重ねると妬みやすくなるものだろうか…。
人の世話を焼き、ちやほやされて歩んだ方なので、誰にも相手にされないと寂しいのだろうか。

現在の上司への挨拶に来社した帰り際、ロビーで呼び止められての恨み節だった。

その後、念のため現在の上司に先輩と一緒に事の経緯を話した。

「いや、オレはたいした話してないから、本当はアンタ達にその事を言いに来たんじゃないか?宛先不在は事実だから処理は正しいよ。ひょっとしたら役職名でオレ宛かもしれないし。そういう人だから、ごめんなさいって言うしかないだろ。まあ、オレだったら2年も経って郵便物でイチイチ電話してこられたら迷惑だけどな〜」

(このヒト、普通のひとだ・・)


その後、私は郵便局から手紙を無事に回収して本人宅へ持参し、不備をお詫びしたのだった。

戻ってから、向かい側に座るMさんに事の次第を話した。

「そりゃ、誰も相手にしたくないもん。だから寂しいんでしょ!」

彼女はバッサリ切り捨てた。

当人在職中は「自分が全部世話をしてやっている。感謝せよ」という具合だったが、周囲は“心ここにあらず”ということを象徴しているかのようだ。



そういえば、


“賞与は事業主からもらうもの。事業主からお疲れさんの気持ちで”

という話を聞いたことがある。
昔は、この人からもらうものだった。事業主ではないのに違うような気もするが・・。事業主を代弁する立場というつもりだったのか。
「賞与を頂きましてありがとうございます」と。
新入職員には、とにかく一番に御礼を言いなさい、口を酸っぱくして言ったものだ。人数をチェックされているので「あいつは礼も言わん」と陰で罵られることになるから。
そんなことさえ出来ていれば“おひさんにしにし”で過ごせたわけだ。
           若い方に↑言葉の意味分かるかな?


現在の方は、明細書を直接個人に「お疲れさま」と手渡している。この部門の管理職という立場で、協力してくれた部下への感謝なのだろう。


ずいぶん悪口を言っているように見えるが、事実を述べているだけで、
昔と今の上司を比較して良し悪しを評価している訳ではないことをご了承願いたい。反面、今の人にもここで言えない欠点はあるので一概に良いとは言えない。


その人の性格の問題だ。その人の今までの経験によって考え方はいくらでもあるということ。

サラリーマンである以上、上の人の考え方を受け入れるほかはない。そういうものだと思っている。


でも、これだけは言いたい。

「ありがとう」とは本当に感謝の気持ちがあれば、自然に出る言葉だと思う。決して恩をきせるために搾り出させる言葉ではないこと。



折りしも今夜、間寛平さんが地球1周のマラソンのゴールを迎えた。
病にもめげず、ものすごい快挙だ。

「ありがとう!ただいま帰って来ました!俺は本当に幸せモンや!アーメーマー!」

と叫んだ。支えてくれた家族、世界中の人たちへの「ありがとう」が地球1周分凝縮されている。
部署内でこぞって言った口先の「ありがとう」とは比べようのない感謝が。(しつこいな;)


間寛平さんの数少ない歌に「jijy」という一風変わった曲がある。20年ほど前のもの。

“♪俺もジジイになれるかな ふざけたジジイになれるかな くじらは9時に家を出て ジジイは1時にバスに乗る”


私もふざけたジジイになりたいと願う。ジジイ仲間と楽しく騒いで。ジジイ仲間は先輩が多いので長生きしてもらいたいな。
たとえ嫉妬することはあっても、周りの人の心が離れてしまうような年の取り方だけはしたくないと思う。


さあ、駅を降りたら「jijy」を口ずさみながら明日の朝食パンを買いにダッシュ!

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