Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
姫新線・修学旅行臨
先日、このような掲示を見つけた。

姫新線・始発列車の10分前に運行される臨時列車。何のために?ピンときた。地元小学校の修学旅行だろう。
わざわざ駅に時刻を掲示するくらいなので、乗車できるのろうか。
どんな車両がやってくるのかこれは気になる・・。

呆れる妻を横目に普段より50分早く家を出て駅へ。
5:50頃、その列車は入線してきた。いつものキハ122・127系、3連だった。

「快速」という字幕。現在、姫新線の兵庫県側で快速列車は存在しない。
まだ誰もいないホームで撮影し、改札に戻るとJRの係員が、

「臨時列車で太市には停まりませんが乗車できますよ」

修学旅行生向けの臨時列車を貸切区別せずに一般開放していることが判明した。珍しいケースかも?
始発前の臨時列車、しかも通過駅がある。せっかくなので乗車することに。

ほどなく歓声とともに小学生の団体が現れ満員となった。
一般客も利用できるとはいえ、明らかに場違いだ;

「おはようございます」

挨拶してくれる子もいて、朝から行儀が良い。
6:00発車。普段の無聊な車内とは対照的に賑やか。沿線では見送る保護者の姿も目にした。

姫路6:21着。始発列車ではたどり着けない時刻。ちなみに一般客は5名程度だった。

「お騒がせしてすみません」

先生が声をかけてきた。京都・奈良の修学旅行だが、あらかじめ学校でバスに荷物を積んで姫路駅まで迎えに行かせ、児童をわざわざ姫新線に乗せる行程なのだという。自治体挙げての乗車推進があるのだろう。社会科の授業に姫新線を採用していたようなので、修学旅行はその集大成なのだろう。
今の6年生の子達は、ちょうど2010年に完成した姫新線の高速化事業を見てきた世代になる。
ちなみに私は国鉄→JR移行を見た世代ですが・・。

この3両編成のダイヤを明かせば・・・本来は播磨新宮7:19発(1829D)として運用されるもので、前夜から播磨新宮で停泊している編成。1829Dの運用前にアルバイトで姫路へ1往復する臨時ダイヤを追加したようだ。6:21姫路到着後、直ちに回送列車として戻っていった。
3両編成以上の運行は非常に少ないので貴重。

欲をいえば、特急「はまかぜ」のキハ187などを使用して、そのまま列車で修学旅行に行ってもらいたい気もするが・・。
我が子が修学旅行に行く頃も、今朝のような取り組みは行われているのだろうか。
今朝は自分も旅に出るような気分にさせてもらった。
そういえば姫新線のオレンジと黄色のラインは、往年の「修学旅行電車」の塗装と同じ。「ひので」の早朝、子供達の「きぼう」を乗せて走った臨時列車だった。(鉄ちゃんにしか分からない?)


早朝出勤で一駅乗り過ごしてしまったオチが付いています(^^;)

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