Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
明るい未来の・・
未だに見通しが立たない原発事故への対応。
一方で、再稼働や反原発運動など、物議を醸している。

福島県双葉町。市街地に立つ看板はすっかり有名になった。(ニュース画像より)

このスローガンを考えて入賞・採用された当時小学校6年生の子供は、35歳になった。「後悔している」と取材に応じておられた。
こんなことになるとは想像もしなかった・・という想いだろう。

本人は悪くない。原発が立地する町で育ったからこそ「洗脳」されるような環境におかれたのではないか。
空港がある街は利便性を社会科の授業で訴え、素麺の産地は地場産業を給食で食べさせるように。

悲しいことは、何でも記事にしたがる報道。私たちは事実を知ることができるが、そこまで当人を追い掛け回す必要があるのだろうか。「明るい未来ではなかった」と言わせるやり方がイヤラシイ。


ところで、著名人をはじめ、猫も杓子も「反原発」とデモを行っている。騒いでいる方々の報道を目にする。原発を通して我が国の現状への不満を噴出させているような空気もあるようだ。
デモに参加する人は、そのテーマに賛同する人だけでなく、その中の構成員であることに陶酔する人、どさくさに紛れた商品勧誘、マスコミ、ミュージシャンなど、我が国が抱える事象の縮図なのかもしれない。
様々な声、衝突、手さぐりと偶然が重なって今の世の中が出来上がったようなもの。「鎌倉幕府」も各種のプロセスを経た結果として成立したものだろう。デモもまた、そのプロセスの一部。

こうして多くの人が熱を噴出している。実は熱を出させて鎮めることは、保守的な政権や社会の維持に向いている。


話が逸れてしまったが、26年前、「明るい未来のエネルギー」を疑った国民はどのくらいいたのだろうか。
この国の人心掌握術は、近隣の独裁国家も霞むくらいだ。
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