Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
キノコ妻
キノコ妻?
いえ、旧型客車のお話です。

戦前はダブルルーフ、もしくは丸屋根だった日本の客車。
戦後、工作が面倒な丸屋根を廃し、妻板(端面)を「絞り」に変更した後、更に屋根を絞るのをやめた。
端面側から見ると屋根だけが丸く横幅一杯に広がり、居室部分が細く絞られているために「キノコ」に見える事からこう呼ばれている。

戦後型オハ35系列の「キノコ」を経て、スハ43系列に見られる完全な「切り妻」へ移行している。

戦後型折妻の中でも「キノコ妻」はオハ35よりもオハフ33に多かったような気がする。戦後型の青いオハ35系列は今から30年ほど前まで乗車した記憶がある。丸屋根よりもこちらのほうが馴染みがある。
旧型客車末期は、ほとんどが青。茶色はわずかだった。青いほうがディーゼル機関車によく似合うと思った。

という訳で予約していた1/80トラムウェイ製品「オハフ33キノコ折妻・青15号」が入線した。今までKATOの丸屋根しかなかった35系列に朗報。


白熱電球色の室内灯、テールランプが点灯。
ドアはユーザー取り付けで、昔ながらの「ドア開けたまま走る普通列車」が表現できる。
但し、テールの導光材が目立つのでドアは閉じたほうがよいかも。
何よりもKATO製品よりも少しくすんだ青に好感が持てる。


最近はトラムウェイ、天賞堂の少数生産品の割合が大きくなったような気がする。
トラムウェイ製品の造形レベルは上がってきた。
兄弟会社のアクラス(元は同じ畑の技術者同士が仲違いして決別したとか)よりも高品質かも。

オハフ33・キノコ折妻。。

これが自分へのご褒美?誕生日プレゼントとなった。


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