Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
誕生日
妻です。

今日で息子は5歳になりました。

自己主張の激しい二歳の娘の子育てに必死で、気づいたらお腹に息子を抱えたまま、病院のベッドに居たことを思い出します。

初めてお腹の息子を撫でたのも、妊娠8か月の時、入院中の浴室の中でした。

お腹にいるときから胎動が少なく、手のかからない息子だった・・・と言いたいところですが・・・。

三歳近く言葉を発するまでは、夜泣きが酷く、明け方4時近くまで外を歩き回ったり、車に乗せたり、テレビを見せたり。とにかく必死でした。

そんな息子をお人形のようにおんぶし、一日30分ミシンをかけては、初めてハンドメイドのイベントに出たのが昨日のようです。


「お誕生日プレゼント何がいい?」
の問いに、迷わず

「ブロック!!!」

と答えた息子。


5歳からのレゴ、青いバケツ、基本セット。



昼の12時から夕方5時まで、ま〜〜〜〜、遊ぶ!遊ぶ!!!!!


息子の年齢プラス30歳の私でさえ、真剣になって家や乗り物を組立ました(^^ゞ。

その数時間の間、主人は酔いつぶれ、私は少し早い正月気分でドンドンアルミ缶が溜まる始末・・・。


ケーキの替りにには、チョコレートで組み立てた「お菓子のおうちキット」。


血糖値が跳ね上がりそうなキットです(^^ゞ。

先日、幼稚園の代表で西播磨地区の講演会に出席してきました。

「食事は、親が子供を全力で愛したことの証である。」

人間は大脳の奥深く、幼児期の記憶の中に、愛されたか、そうでないか、ということをいくつかのキーワードとともに仕舞い込むそうです。

虐待された子供は、子供の泣き声や、女性の叫び声、刃物、階段・・・その時怖かった物とともに。

逆に愛された子供は、母が時間をかけて作ってくれた食事の匂い、笑い声、味覚とともに・・・。

5歳児の記憶は私もほとんどないのですが、フッとした瞬間、母が置いてくれたお菓子のクリスマスブーツ、母の笑みを思い出すことがあります。

母の味…と言って思い出すのは子供が喜ぶ洋食ではなく、シワシワの煮豆、タラコと白子を一緒に炊いたタラの煮物、「煮菜」や「のっぺ」といった郷土料理なのですが・・・。

結婚して初めて牛蒡をキッチンで洗った時、まだ背筋のピンとしていた祖父が寒い作業場でひたすら牛蒡を洗ったいた姿が牛蒡の匂いとともに蘇り、泣きじゃくって止まらなくなったこともあります。

息子の5歳の誕生日。

大人になって思い出すでしょうか?

チョコレートのお家、ブロック、から揚げ、枝豆。

息子の成長を祝うとともに、母になって7年、息子を産んで5年の月日を、自分のなかでソッとお祝いした一日でした。
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