Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
プロフェッショナル
「昨日の新聞1面に荒川静香が載ってたでしょ。どこ?」
「あ、ダイコン包んじゃったよ」
「・・・」
というやりとりの後。

トリノ五輪フィギュア日本人初の金メダリスト、荒川静香が「プロ」転向宣言を行った。予想通りの感がした。今後は、自ら若い選手の育成にも協力するという。プロ初となった8日のアイスショーはチャリティーだったという。スケート競技はとにかく莫大なお金がかかる。仮に我が子が「やりたい」と言っても我が家ではまず不可能だ。
フィギュアスケート界は、プロアマ規定があいまいで、一度プロ転向しても4年後のバンクーバー五輪などへの出場は可能らしいが、荒川はスケート連盟から脱会し、引退をはっきり表明した。でも引き続きスケートリンクに立つのだから、新たなステージの荒川静香を応援したい。芸能人みたいにならないことを祈る。

余談だが、「普通のおばさんになります」と言って惜しまれつつも、過去に潔く歌手を引退した「○はるみ」が、今日再び堂々と紅白に出ている。このことには中高年層で納得のいかない人が多いという・・。

プロとは何か。失敗はタブーだということ。周囲は完全であることを意識する。仕事でもそうだ。電話で他社に問い合わた時、応対した社員に知識がなければ何だ?と思うように。出来て当たり前の世界。荒川は金メダルで、その確信を持ったのだろう。

荒川静香と比較するのはあまりにも畏れ多いのだが、私自身の経験から。以前、頼まれて自分の絵を譲ったことがある。報酬をもらう以上、自分の好みを展示するのとは訳が違う。だから相手の求める内容を吟味する必要があったし、適当なマネはできなかった。(その割りに長く待たせて失礼だった)
模型ジオラマを雑誌に掲載してもらったとき、自分の作品のアラに気づいた。あ〜こうすればよかった等と後悔。その後の肥やしとなった。
周囲の視線が集まるということは、その分期待が大きいと言えるかもしれない。
荒川はそのプレッシャーを見事に自身に取り込んだ鬼才といえよう。

何でも中途半端なのは楽だけど、何かプロになりたいと思う。(過去の栄光はカレーの大食いくらいだ)
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