Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
趣味の懐


Tさんは、私と同好の士。奥さんと母が懇意というご縁から、お付き合いさせていただいている。会社を経営されており、なんと工場の一角(中2階)を趣味の部屋にされている。誘いに甘えて2度目の訪問となった。

TさんはHO(エイチオー)ゲージという、1/80スケールの大きいサイズの鉄道模型を楽しんでおられる。分かり易く言うと、電車1両の長さは約25cmあり、サランラップの箱サイズ。長編成を走らせるには、相当のスペースが必要。勿論値段は大きさに比例しており、特に金属製の工芸品的なものは、私のような庶民には手が出ない。量販店ではあまり取り扱っていない辺りも含めて完全に大人の趣味だ。
私が普段ジオラマを作っているのは、Nゲージ。1/150スケールで、電車は約15cm。チューブの練りワサビサイズ。低価格とジオラマ用品が豊富。ジオラマには場所を取らなくて良いが、走る迫力はHOには叶わない。
私はプラ量産品で良く走るという、ヨーロッパの模型車両をHOで細々と収集しており、これらをエッチラコと持参した。

さて、そのホビールームは正に夢の城。幅5m位はあろうか、2段に4本の線路が走り、長大な鉄橋、一角にはトンネル建設中。模型車両を展示するガラス棚もある。冷蔵庫や音楽もあり、ここで一杯やりながら、走る列車を眺めるのは格別だろう。1日中いても飽きない部屋だ。いい大人が鼻を線路にくっつけて、走る模型列車を眺めていた。氏はビデオカメラを回していた。

談笑は弾み、昭和40年代の貴重な写真等も見せてもらい、改めて氏の趣味の懐の深さと、おおらかさを感じたあっという間の1日だった。私もおおらかな鉄道マニアになりたいと思う。それが真のマニア道(?)だ。

以前HOで小型ジオラマを製作したことがある。大きな機関車と客車を置くと、金魚鉢でアロアナを飼うような状態になった。いつか長編成の列車を、思う存分走らせて(一杯飲める)常設部屋を持ちたいと思う。
Tさん、ありがとうございました。(また行きます)

画像:2段の線路を走る、ドイツ型蒸気機関車の急行列車とJR新潟色の電車
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