Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
事故の代償
12日午後。
「高砂で事故があったらしいぞ」上司の声でネットを見ると、北朝鮮の核実験速報一色。これまた厄介なニュース。
その中で山陽電鉄の脱線事故のニュースが。

地元ゆえに驚きを隠せなかった。勤務先にはこの辺りから通勤している職員もいる。これほどの大事故で負傷者15名というのはまだ不幸中の幸いか・・。

踏切にはみ出したトラックのスロープに、電車の車輪がリレーラーの如く乗り上げて脱線したようだ。報道を見るかぎり、トラック運転手の過失によるものとはいえ、緊急時の判断がいかに大切か物語っている。
荒井駅は工場に隣接し、朝夕は通勤客で賑わう。ラッシュ時間帯なら大参事になった可能性もある・・。


気がかりな補償。全て損害保険で賄われたとしても、莫大な金額になるだろう。


このような自動車対鉄道の事故に関して同類の事例があったのを覚えてらっしゃるだろうか。

1992年4月8日午前0時頃、神戸市須磨海岸の国道2号線上で、突然Uターンしようとした自動車を避けようと、急ブレーキを踏んだトレーラーが「ジャックナイフ現象」を引き起こして転覆、その直下のJR神戸線の線路に積荷の鋼材ごと落下。
そこに通りかかった寝台特急「さくら」が衝突・脱線・炎上。さらに隣の線路を走ってきた普通電車がブレーキが間に合わずに衝突、脱線。
目を覆う大参事にも関わらず負傷者は20名ですんだが、38万人に影響が出たという。

JRから損害賠償を請求された運送会社は2億円以上を支払ったと言われる。


たとえ踏切の遮断棒1本の破損で済んだとしても、無理な横断は命取りになります。安全運転に心がけなければなりません。

それから、任意保険の対人対物は無制限に。原付だけ所有する人は自賠責保険しか加入しないケースがあるので要注意。当たり前のことですが、従業員の通勤が自動車、原付の場合、雇用側は任意保険の証券コピーを提出させる等…。

さまざまな代償を考えてしまう事故でした。
| Rail&Hand | - | 23:57 | - | - |
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  
<< February 2013 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE