Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
鉄道紀行
たまには、鉄道マニヤらしいネタを。
帰りの電車待ちの間、書店に立ち寄ったら「にっぽん列島鉄道紀行」(JTBパブリッシング)なる雑誌創刊号があった。今、流行の「週間○○」みたいなやつだ。最近は音楽CD、歴史、ミニカー、ロボット、果ては絵画講座まで何でもある。前にも述べたが、「週間ドールハウス」は会社そのものが倒産し、契約しなくて正解だった・・・。

創刊号は記念価格の350円。しかもDVD付。安く誘い込んで儲ける算段と知りつつ、手にとってみると、今回は磐越西線。特に新潟の方には馴染みのある路線で、蒸気機関車「SLばんえつ物語号」(新潟−会津若松)が走る。タイトルが磐越西線なのと、オマケのDVDに釣られて買ってきてしまった。

今まで、「SLばんえつ物語号」には3回乗車し、喜多方ラーメンなどを食べに行ったことがある。阿賀野川の沿線風景は美しく、まさに日本の原風景といったところか。特に新緑の季節、東北地方の美しい緑と桜のピンク、残雪の山、澄んだ川の流れの組み合わせがすばらしい。その車窓でビールと弁当(新潟駅のヒラメ寿司)を食べれば、ああ、日本人でよかったと思う一瞬だ。(車内では地ビールも販売中)

む、話があまりマニアックではない。そこで付け加えると、SLといっても、乗客が乗る部分は普通の客車。一般のひとからすれば「電車」だ。レトロ調に改装してあるが、空調完備の快適な車内。実際にSLが活躍していた30年以上前は、クーラーはおろか、自動ドアすらない旧式の客車だった。(マニヤ用語で「雑客」という)銀河鉄道999で鉄郎とメーテルが乗っているようなやつだ。できればこのような客車にも再び乗ってみたい。
幼少の頃、SLはすでになかったが客車は健在で、走行中ドアを開けて外を眺めている人を見たことがある。トイレは垂れ流し式で、停車中は使用禁止と書いてあった。椅子の枠は木製ニス塗り、照明は白熱灯。ボディ色は茶色か青で、茶色はみずぼらしく見えたので、いつも青い方を選んで乗った記憶がある。乗り心地は良いとはいえず、発車時のショックがものすごかった。蒸気機関車の同僚の客車も、どんどん活躍させてほしいと思う。





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