Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
危険因子を許すな
秋葉原の通り魔事件。
残酷極まりない。あんなヲタ如きに人生を絶たれた方々を思うとやるせない。自分が先月歩いた場所の惨状に衝撃を受ける。

ニュースでは、容疑者の境遇や生立ちを拾いあげては原因を分析する。その是非は別として、

“ヲタクにプライドは無用”

に尽きる。
報道で知る限り、容疑者の素性は、
・アニメやゲームを好む
・人付き合いが苦手
・真面目で成績優秀だった
・自分の境遇に常に不満を持つ

この手の人物はおとなしいくせにプライドの塊で、一旦挫折を味わうと怨念の如く蓄積させる。

等とよく知っているような事を書いているが、「アニメやゲーム」を「鉄道」に置き換えてみると、思い当たる節がある…。
特に鉄道趣味は両極端な傾向があるように思われる。

・社会に出て、趣味を越えて誰とでも広く交流を図る、おおらかなで紳士的な人物。


・引きこもり、いい歳で無職、自分の考えに固執、他人とコミュニケーションが取れない、被害妄想。その割りに生真面目。要するに身勝手。

後者が問題で、危険因子の可能性があると言わざるを得ない。
幸い後者との関わりはないが、その中には中途半端に頭の良い(学校の成績だけ優秀だった)輩がおり、それが歪曲したプライドの原因となる。
これは当人の人格形成上の問題であり、雇用形態や人間関係の希薄とか社会的問題では済まされない。ゆえに今回の事件を社会情勢の責任で片付けてはならないと感じる。

このような犯罪を繰り返さないために、
“危険因子に歪曲したプライドを持たせてはならない”

今の世の中、この容疑者のような感情を抱く危険因子がゼロとは言い難い。芽が出る前に、根こそぎ摘んでおきたいが、ネット上の取り締まりは現実に困難らしい。
ただ、彼等に発射ボタンを押させないのは、同好の仲間にしか出来ない役割なのかもしれない。自分を認めてもらえること。本人と不特定多数の人を守るために。
まあ、手を差しのべてくれる友達が果たしているのかという問題もあるが…。

社長もフリーターも先生も百姓も会社員も、それぞれの立場で葛藤を抱えて生きているはず。苦しいのはお前だけじゃない。
身勝手な危険因子を許すな。

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