Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
伝説の6月・1993〜PART1
6月ももうすぐ終わり。
今から15年前の1993年6月。新潟在住の頃。
3週連続で県外へ出かけるという、当時新入生の私にとって前代未聞の初体験
だった。体力も懐も疲れたが、後世に語られる(?)6月となった。


6月5日は、長野へ日帰りドライブ。何で鉄研で車だ?と思ったりしたが、以後それが常識となる。
早朝、Tさんのシャレード、YさんのカローラFX、Tさんのラングレーが集結した。いずれも絶版車で時代を感じる。

思えばYさんに初めて会ったのはこのときで、すでに社会人だった。それから15年を経ても、今こうして帰省する度に当時と同じく(以上に)騒いでいるというのは不思議な縁を感じる。
さて、私はTさんのシャレード(1985年式・2代目)に乗車。
エンジンをかけると“ドッカーン”何とディーゼル車だった。しかも1,000cc
後付けクーラーらしく、誰かが、

「この車は非力なディーゼルの冷改車だから“キハ02の500番代”だ」

このとき同行した同期のS君がシャレードの虜になり、彼は後にシャレード最終モデルまで乗り継ぐことになったというのは有名な話。地味なクルマが妙に有名になった。今でこそ小型車がもてはやされる時代だが、当時は軽自動車の延長みたいな扱いだった。


飯山線・越後鹿渡にて。キハ52飯山線色。(同線からはすでに撤退している)
Tさんのキハは河岸段丘のワインディングを勢いをつけて上る。

「こうしないと坂登らないの。あ、助手席の手巻きウインドゥね、力入れると折れるから」

何とも味のある方だ。(現:建築士・名古屋在住・2児の父)
新緑まぶしい季節。長岡、小千谷、川口、十日町を経由して長野を目指す。
長野市内に入り、戸隠神社付近で昼食に蕎麦を食べ、鬼無里村を経由して白馬へ。とにかく道が悪い。隣県でこうも違うのか。


大糸線・白馬駅にて。183系特急「あずさ」この電車も現在は引退している。
何も考えずに撮影したものが、結果として記録になっている。


大糸線・平岩付近にて。キハ52大糸線色。
この頃は、冬季にシュプール号が乗り入れたり、同線の列車本数は多かった。
1995年の台風による土石流でこの辺りは壊滅的な被害を受けた。
写真好きのTさんゆえに、時々撮影タイムがあった。

南小谷を経て、姫川沿いに糸魚川を目指す。長野五輪までまだ時間があるためか、国道148号の改修はあまり進んでおらず、結構な隘路だった。日本海側と信州をフォッサマグナ沿いに結ぶ「塩の道」だけあって、大型車が多い。雪除けのトンネル内で、小さなシャレードは風圧にあおられる。

日本海側・糸魚川に入り、上越市で日が暮れた。市内の和食レストランで夕食。まだ「大食漢の鉄研」という頭角が現れる前で、皆概しておとなしかった。

その翌週は新入生歓迎合宿だった。
| Rail&Hand | - | 22:30 | - | - |
続・癒しの一杯

2軒目に鉄道模型のある喫茶店、カフェ・トレーノにI君を案内する。私は二回目の訪問。
運転している先客が1名。
4列車の同時運転が可能らしいが、我々は飲酒運転?になるので、グラスを傾けながら走る列車を眺める。このほうが楽しい。平日は22時まで営業。アルコールもある。

「よろしければ会員登録していただけますか」
勿論年会費は無料だが、運転会員みたいなもの。
帰り際、マスターに地元・神姫バスの1/150ダイキャスト製ミニカーをプレゼントした。
「うわぁ〜早速ジオラマに飾ります!!」
バイトの子が我々を見送る隣で、マスターはいつまでもバスを持って嬉しそうに眺めているのが微笑ましかった。
まさに癒しの一杯。なかなか足を運びにくい場所にある店だが、割とアットホームな穴場。是非ドウゾ。

しかし、話はここから進展する…。

「で、話なんやけど」
「何?改まって」

「奥さんの身長はどのくらい?」

「なんや急に?」

「自分より背が高い人はどんな感じなんかなと思って」

「そういう人と付き合うことになったとでも言いたいんか?」

「まあそんな方向かな」

「そんな大事な話ならはよ言えよ…」

彼は再び中学校教諭を紹介され、先月から逢瀬が始まったらしい。面識はないが高校の後輩らしく、年齢は一つ下だという。
こんな所で電車眺めている場合ぢゃない。

彼は170cm、相手は175らしい。
「相手が気にしてるんかいな?」

「全然」

「だったらええやん;」

「でも、本当に大丈夫かな〜嫌われないかと思って」

「相手が嫌がらずに会ってくれてるから問題ないやんか」

随分長身の女性だ。
(私は低いのが好きだが)ゆえにバレーボール部の顧問らしい。まあ、大きい女性ほどコンプレックスを感じる場合があるので、案外相手の方が自分を気にしていたりして。

「この間は京都の美術館へ一緒に行った」

「だったらよろしいがな。ついでに梅小路も行けばよろしいがな」

「あとは自分次第なんで」

「なおさらハッキリしなさいよ;」

やっぱりそういうことだった。
話によると相手は堅実で彼に何も不足はなさそうなので、こちらから是非とも頭下げてお願いせねば。
鉄は一歩踏み出すのが苦手。私もよく分かっている。
ならば鉄には鉄を。補機(補助機関車)が要る。今、彼は峠に挑む気動車急行「みささ」(意味不明)
まずは応援するしかない。こればかりは本人達次第なので;

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