Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
C58型蒸気機関車

遅ればせながら…8月22日入線。私にとって記念すべき、初のHO(16番)日本型蒸気機関車C58。通称「シゴハチ」 天賞堂プラ製品。

C58型は全国のローカル線で活躍した。そのコンパクトサイズからD51の弟分にあたる。クルマで言えばコロナかブルーバードみたいな存在か。
現在は363番が埼玉の秩父鉄道で運行されている。

C58は姫新線でも昭和46年まで活躍した。
その昔、私にとってC58はあんまりカッコよくないという印象だった。先輪が1軸という点やオデコの給水加熱器、短いロッドなどがスマートな急客機よりも見劣りして頼りなく思われた。
ところが近年、C58ファンであるTさんの貴重な写真やイラストを見るにつけ、急に親しみが沸いた。特に丹後半島・宮津線のセンスある写真は感慨深かった。
何よりも風光明媚なローカル線で短い編成の客貨車の先頭に立ってノンビリ走る姿に癒される。ローカル線ではタンク機関車や貧弱な躯体の気動車の中で、C58はひときわ立派に見える。

特に模型の世界になると、恐竜のようなC62やC59に牽引させる急行編成を準備するのはNならまだしもHOでは大変だ。
その点、C58は牽引する列車を選ばない。しかもブルートレインだって牽引したことがある。東北本線の不通による迂回「ゆうづる」とか。

今回選んだのは、集煙装置を装備した重装備仕様。C58にはこれが一番似合う。津山機関区に在籍し姫新線で活躍した形態。プラとはいえ、私にはおいそれと入手できるものではない。ずいぶん待たされたものの、今までご褒美に待った甲斐があった。
Tさんは各種タイプ計4台発注しているらしいが・・。

ところでこのプラC58の元型は真鍮製のトビー製品(世界に名高い「フルグレックス」ブランド)が参考にされているということらしいのでスタイルはバッチリ!?

最後に余談ながら13年ほど前、県展の写真部門に「C583」というタイトルの作品が入選しているのを目にしたことがある。もちろん先述の「C58−363番」の写真だが、「583」ってナニよ・・・審査員はテツではないにせよいい加減だと思ったりもした。


やっと出てきたC58。モデルは手にしたものの、走行シーンを拝めるのは当分先になりそうだ。
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