Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
鉄道の日
チリの鉱山事故から救出された方々、本当によかった。
歓喜に沸く中でチョット笑ってしまったのが、本妻と愛人が鉢合わせで救助を待っていた人がいるという話。このあと、彼の地上は地下以上の修羅場と化すだろう・・。


さて、今日は鉄道の日。1872年(明治5年)に新橋〜横浜で初めて汽車が走った日に由来する。

先日、文学館のジオラマに関して読売新聞の取材を受けた。

もちろん私は鉄道マニアであり、「あなたにとって鉄道とジオラマの魅力とは」記者さんから当然のごとく質問があった。

一瞬回答に戸惑った。

クモユニ、DMH17、PS22、旋回窓、シリンダー尻棒・・・
もちろん、知識として若干の蓄えはある。

でも私は電車そのものだけが好きなのではない。
好きな車両形式は?と訊かれたら少し困ってしまう。

自然の中に暮らしがあり、人間が活動する。その背景の一部に鉄道が走る。生活に溶け込む鉄道が好きなのではないかと改めて思った。
「鉄道のある風景」よりも「風景の中の鉄道」に魅力を感じているのではないか。
私は鉄道模型の写真を撮ることはあっても、本物の電車の写真を撮影することは少ない。(というよりもヘタクソ;)
鉄道もまた風景の一部だと思っているからだろうか。


たとえば映画「男はつらいよ」シリーズなど、鉄道は脇役だが旅のツールに重要な役割を担っているように見える。
たとえば音楽でも、aiko「三国駅」、イルカ「なごり雪」など、物語や日常、人生の一端に登場するのは我々に身近な鉄道だったりする。
それが「文学の中の鉄道」という一見、気難しそうな世界と重なるのではないか。


話は戻る。

「今回の製作でいちばん苦労した点などあったら教えてもらえますか?」

「整合性の乏しい作品で学芸員さんが鉄ちゃんにツッコまれないか心配したことです」

記者さんも思わず笑っていた。そりゃ皆さんのほうが詳しいですから。
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