Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
6畳間
9月10日の記事にあったように、来年からの子供部屋を用意するべく荷物を実家へ移動させた。空きスペースができたわけだ。
何もない部屋でやってみたかった。


というわけで去る休日の夜、皆が寝静まったあと、HOゲージの線路を敷いてみた。

とりあえず半径790mmのエンドレス1周。入線車両の試運転を除き、自宅に線路を敷設するのは約2年ぶり。寝る前には片付けなければならないのでこの程度にする。

結局こういうものを走らせてしまうんですね〜。

床に頬を付けて眺める。♪ボォ〜ッ

「わかってると思うけど。そのための部屋じゃないんだからね;」

振り返ると背後に仁王立ちが・・・。



ここで私なりの模型論(?)
ミニチュア風景を製作して、その上を列車が走ることが鉄道模型の最終的な姿かもしれない。
実物の鉄道に保線作業があるように、模型の線路もガリバーのような手で維持しなければならない。情景の中に固定されたレールを磨き、あげくのはてにポイントが壊れようものなら、周辺風景を破壊して交換する覚悟が要る。貴方は鉄道会社の社長兼運転士兼保線区員。ミニチュア風景の中を走る何十mもの線路を自力で維持できますか?

巨大なジオラマを作ることができないことへの僻みに見えるが・・

「理想的なサイズのジオラマは細部も含めてひととおり視界に入るもの」

だと思う。
人間の目は不思議なもので、視界に入らない世界への関心は自然と低くなる。
例えば私たちが「鉄道博物館」にあるような超巨大ジオラマを見るとき、走る列車を追いかけることに終始する。あるいは定点観測で通過する列車を眺めることに神経を使う。

ということは、巨大なジオラマを、神社の手水まで、隈なく作りこんでも、私たちは限られた部分しか注目しないという解釈になる。神経が集中する部分を深く表現すれば、小さくても良いものが出来る。それが「密度」だろう。(ただし、列車の先頭にカメラを付けて映像を見る際は、細密なほどリアリティが増す)


以上から、リアリティと電車の走行を兼ねるジオラマ(=パイク)は、1/80なら事務机程度のサイズでも十分。あるいは、長い直線で自動往復運転でもよい。走行を目的としない、両端で線路が途切れる展示専用ジオラマもよい。これなら維持の負担がない。

もしも、スペースと富に恵まれた方なら・・

…絞埓列車を走らせる線路は、周辺に風景を作らず、模様替えできるように道床線路を置くだけとする。
∪路のない部分に小型のジオラマを飾る。
どうしても風景上を走らせたい→短い直線などのジオラマと接続する。

という選択肢もあります。私はどちらもありませんが・・。


そうです。屋根裏部屋や専用ルームをお持ちの先輩方、走ってこそ鉄道模型ですよ〜!


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