Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
ハチミツとクローバー
というテレビドラマが始まった。(毎週火曜:フジテレビ系)

近年は脚本家が枯渇しているのか、これも原作は少女マンガ。
昨年映画化されたが、今度はドラマ化。

ストーリーは美術大学の若者達。

内容が自分に重複するか否かは別として、学生時代を思い出す。私は美術大学ではなかったが、ほぼ似たような環境だったので懐かしくなる。もっとも、番組のような美女美男は登場しなかったが。

ちなみに私の場合は「コーヒーとゴーヤー」だった(謎)

真夏、柵を越えて屋上に出て、海に沈む夕日を眺めた。
夜中、黙々と作品を創り、ソファーに横になって寝る。
研究室で作る食事は何故か美味かった。校内で飼われている?猫が匂いをかぎつけてやってくる。
校舎にはカーテンが無いので、外から煌煌と灯る照明が見える。夜遅い帰り道、その灯りに、あ〜誰かまだ頑張ってるな。そんな環境が創作意欲をくれた。

学生は少なくともみんな芸術家なのでアクが強い。入学当初はそれが怖かったが、歳を取るにつれ慣れた。自分に多少自信がついたからかもしれない。
私より上の年代の先輩は、留年していつまでも卒業しない人が多かった。そんな人に限り、ツベコベうるさかった気がする。
後輩世代は皆、真面目で割とおとなしかった。女子学生が多いせいもあろう。卒業後、教壇に立つ人が多い。

そんな中で私は他人の作品を評価するのが苦手だったりする。他人の仕事を認め、我が路を行くという具合に。
教壇に立って人を評価するなどとてもできない。

母校の専攻毎の特徴を私なりに分析すると・・。

油彩・彫塑:体育会系
日本画:引き籠り系
美術史・美術教育:アキバ系
デザイン:ビジュアル系

という印象だった。さてその私は…引き籠り系に居た。絵画と鉄道と3度のメシが好きなヲタだった。
しかし美術専攻学生の根底に共通してあるものこそ「ヲタク」だったと思う。前述の系統は一般的な例えに合致しないのでご注意を。体育会系と言っても野球観戦並か。
今も昔と似たような日々が繰り広げられているのだろうか。

この作品でもそうだが、スピッツの曲を聴くと、酸いも甘いも(?)学生時代の1ページが思い出されて懐かしくなってしまう。
| Rail&Hand | - | 21:06 | - | - |
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