Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
“はばタン列車”引退へ
平成22年3月に完成した高速化事業・試験増発を経たJR姫新線。
特に列車の試験増発は利用状況が今後の鍵となるものだった。平成22年度の利用状況は256万6千人で、目標の300万人に届かなかったという。
結局、来る3月17日のダイヤ改正で列車本数が削減されることになった。
姫路〜播磨新宮は、ほぼ現状維持。しかし播磨新宮〜上月間は11年前、2001年3月改正時の状態に逆戻りする。
詳細はhttp://www.kishin.jp/参照。

せっかく路線改良と新型車両でスピードアップを図っても、利用客が伸び悩んでは意味がない。高速化事業コストの半分以上は兵庫県と沿線自治体による投資。姫新線を積極的に利用して、有効に活用したい。

ところで、姫新線には「はばタン列車」こと「キハ40形」ディーゼルカーが在籍する。キハ40は3両あり、うち1両がはばタンラッピングとなっている。すっかり名物列車となったが、試験増発終了を機に、はばタンを含むキハ40形3両は姫新線からの引退が決定した。

新型車両キハ122・127系の19両投入に際し、仲間のキハ40系列は他の路線に転属した。現在は残った3両を使用して試験増発の運用に就いている。

現在、キハ40のダイヤは2パターンある。( )は列車番号。

〕症遙機В械家(930D)→姫路6:11発(821D)→上月7:32着→佐用〜播磨新宮を2往復(3832D〜3833D)佐用11:36(846D)→姫路12:42着→余部13:15着(939D)

⇒症遙隠院В械姑(936D)→姫路11:54(841D)→佐用13:00着→佐用〜播磨新宮を2往復(3854D〜3857D)→佐用17:34発(870D)→姫路18:38着→余部19:17着(949D)

早朝あるいは昼前に余部の車庫を出て、播磨新宮〜佐用を往復してから戻ってくるパターン。
国鉄時代の35年前に設計されたキハ40は、最新車両よりも速度性能が劣る。極力乗客の少ない時間帯に姫路を出て、閑散区間の播磨新宮〜佐用でのんびり放牧されていることが分かる。姫路〜播磨新宮で乗車できるチャンスは少ない。
3両のうち、2両を使用して,鉢△留人僂鯀箸鵑任い襦

朝、家を出るとき、821Dを目にする。お互いに行ってらっしゃい、と。

キハ40の引退は姫新線から国鉄型車両が消えることを意味している。
昭和末期のローカル線の代名詞と言われるキハ40系は約33年間、姫新線の顔として活躍した。当初は朱色1色だったが、冷房化、ワンマン化、エンジン更新を経て1992年頃から現在の「姫新線色」(赤とクリーム)に塗り替えられた。2000年頃からは窓枠の更新工事も行われ、下段の窓が固定化された。幼少期から今日まで見慣れたキハ40の引退は感慨深い。

,鉢△領鷦屬顔を合わせる瞬間は12:18本竜野駅。841Dと846Dの交換。はばタンが見られる確率はほぼ毎日といってよい。先ほどのリンク先に、はばタン列車の時刻表が記載されている。

キハ40は直ちに廃車されず、他線に転属となるだろうが、検査時期を迎えると塗装変更されてしまう。

姫新線キハ40最後の花道。記録は今のうちにしておいたほうがよいでしょう。

(2007.4撮影)


ここで問題です。キハ40系が最長編成で走る路線は何処でしょうか?
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