Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
出雲


今日の神戸新聞朝刊に、餘部鉄橋(兵庫県香美町)を渡る寝台特急「出雲」号の写真が出ていた。ディーゼル機関車が寝台車を牽く、今では珍しい形態の夜行列車を、早朝から鉄道マニヤが撮影に押しかけている様子が報じられていた。東京〜山陰を結ぶ夜行列車だが、利用客減少と別経路でもう1本あることから、来週で廃止される。

さて、「出雲」号で思い出すのは、1995年夏頃に放送された月9ドラマ、「いつかまた逢える」最終回の島根県のシーンだ。福山雅治、椎名結平、桜井幸子などが出演。
福山は、親友の椎名に、恋人(桜井)を手紙とともに託す。約束の出雲空港には現れなかった。結局、親友と恋人は結ばれ、空路東京へ帰路につく。福山はひとり、東京行き夜行列車「出雲」に乗り涙を浮かべる。思い出が走馬灯のように流れる・・・。サザンの♪泣かないで〜という主題歌とともに締めくくられる、たいへん印象的なエンディングだった。(見ていない方にはどうでもいい話ですが)
マニヤ的見解で言えば、福山は座席から窓の外を眺めて泣いた。出雲号は寝台車なので、ロケは演出のため別の列車ということになる。(さらにどうでもいい話だ...;)

航空路線や高速道路の発達で、夜行列車で別れを憂う時代は終焉を迎えようとしているようだ。


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