Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
職人
いつも行く床屋がある。2歳年上の主人と出会って7年になる。勤務先のある市街地の店で出会ったのがはじまりだが、彼は4年前に独立して私の自宅から5kmほどの所にに自宅兼店舗を構えた。もちろん今は独立した店のお得意さんだ。若いが腕は確かだと思う。のほほんと生きている私よりも、厳しい修行を積んできたのが分かる。
独立前から付き合いがあるので色々話をするのだが、「職人というものは自分の仕事に納得してはいけない」という話を聞いた。昔勤めていた床屋の親方が、自分の腕に自信を持っており、客の要望を十分に聞き入れなかったという。
完全な仕事を目指しても、プロの目で見れば7割くらいしか出来ないこともしばしあるらしい。常に自分の仕事には謙虚でいなければならないと。

なるほど。職人を感じる。理容師でも料理人でも、お客を取る以上は当然のことだが、これはモノづくりにも相通じると思った。絵画や彫刻という芸術活動から趣味のジオラマまで、次回はここを改善しようという飽くなき向上心が進歩へつながる。決して自分の仕事に天狗になってはいけない。(そんな理由をつけてはまた作ろうとしているが・・・)

同じ床屋でも、コスト重視でやっている○ラージュなどは、雑な仕事が一目瞭然らしい。私も○ラージュに行き、もうやめようと思ったことがある。
馴染みの店はお客さんの特徴を良く分かってくれている。それでこの髪型か?とは言わないでください。髪質なので・・・。
| Rail&Hand | - | 21:01 | - | - |
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