Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
続・最後の〜
そんな話を妻が書いているとはつゆ知らず、今日も居残りで遅くなった。
寝室を覗くと親子ともに布団を蹴って斜めになって眠っていた。カレーを温めて食べる。

あえて自分の疾患を声に出し、それを受け入れている本人は偉いと思った。前向きな生き方だ。失礼ながら、どちらかといえば雪国・日本海側の人はネガティブだと言われることがあるが、とてもそうは見えない。2児の母は強くなるのか。

一昨年、息子が生まれた直後、
「私は男女2人の子供に恵まれたからもうやりのこす事はないよ」
と言ったのを思い出す。諦観とともに、自分の境遇を冷静に受け入れているようにも見えた。その言葉に何故かこちらのほうが暗くなってしまった。
「でも、子供らを育てる仕事が残ってますがな・・」
と答えるしかできなかったのを思い出す。

傍から見れば我が家は趣味に没頭するなんとも気楽な一家。まさにそのとおりだが・・と思っていたら、起き出してきて何か縫い物している。
あまり無理はできないだろうから、この先、子供達を見ながら好きなことをして過ごしてくれれば良いと思う。(私が失職したら別だが;)

私もゴソゴソ趣味を続けるので。ホラ、またいらんもの落札してしまった・・。
| Rail&Hand | - | 23:12 | - | - |
最後の耳鼻科
妻です。

息子を妊娠中に発症した難聴。
当ブログでも記録してきた通り、我が家にとってセンセーショナルな事件でした。

今朝も娘に
「お母さん、お医者さんモシモシしてくるね。」
と言うと、
「やだ!!お母さん病院行かんとって!!」
と言われました。


それでも義母に出かけようと誘われると、喜んで靴を履いていましたが、
「お母さん、病院行かんとって!ミシンとか掃除機とかしとって!」
の捨て台詞付でした。

私より家族、特に娘に与えたショックは甚大だったのですね。


「変わりはないですか?…それでは経過観察は今日で打ち切りにしましょう。聴力はこれで固定と診断します。」

発症当時、聾だった右耳。
若干低音が聞こえ始め、高音も徐々に聞こえてきました。
先生にそう話すと、
「いや、左耳から聞こえているだけでしょう。」


…そうか。


治療完了、と言うと普通喜ばしいのですが、「聴力固定」と言われると、何だかショックなような…。

ひとつの時代が終わった気がします。


娘に嘘をついて一人で出かけるのも、今日が最後。


「それより鼻水がだいぶ出ているみたいですね。」
「どうやら花粉症みたいで…。」
「それだけ酷かったら薬を飲んだ方がいいかもしれませんね。飲むのなら授乳はやめてくださいね。」


……うっ。。。(〃_ _)σ‖

息子にとっても、ひとつの時代終焉となるのでしょうか。

決心がつきませんが。
一歳三か月。歩き始め。季節は春。卒乳には最適な今。


しかし寂しい。

終わるのは何でも寂しいモンです。

春の陽気と裏腹に、一人センチメンタルな私です。
| Rail&Hand | - | 12:15 | - | - |
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