Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
銀河超特急
シンガーソングライターの槇原敬之氏が、「CHEMISTRY」に提供した新曲「約束の場所」のサビの部分をめぐって、漫画家の松本零士氏が「盗作だ」と抗議している。
「メーテル、機械の体をタダでもらえる星へ行くんだ」「ワタシハ、キカンシャC−62ノ48」でもない。(注:999の機関車はロボットである)

「夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない」という部分が、漫画「銀河鉄道999」に登場する「時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない」という鉄郎が口にするフレーズにそっくりだと、松本氏が主張している。確かに本作品のメインテーマの言葉なのだが・・。
これに対し、マッキー(槇原)側は「引用した覚えはないし、そもそも銀河鉄道という言葉自体、先人(宮沢賢治)が作った言葉」と、反論している。

私は、子供の頃「銀河鉄道999」をテレビで見て育ち、10代はマッキーの曲を聴いて過ごした。(「Love Letter」「今年の冬」「花水木」どれも名曲です)
どちらも大好きな作家なので、ケンカしないで仲良くしてほしいと思ったりする。

#ここからはコアなマニア向けのお話

そもそも「銀河鉄道999」の「999号」自体が、本物の蒸気機関車C62型そのものだ。JRがまだ国鉄の頃の漫画なので、許諾も何もないのだろうが。
それよりも、「222号(ビオナス2号)」は0系新幹線にそっくりだし、「666号」はDD51型ディーゼル機関車のパクリとしか言いようがない。「888号」などはまるでアメリカ西部劇に出てくるような汽車だ。
松本氏は意識して描いているにちがいないと子供心に思った。

盗作は、銀河鉄道規則に倣えば「死刑」は免れない。




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