Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
誕生
こんどは勤務先の先輩であり上司でもあるKさんに3人目が誕生した。昨夜、無事男の子が産まれたとのこと。おめでとうございます。
奥さんのお腹が7ヶ月くらいの時、「3人もどうしよ〜生活できへんわ」こぼしていた。計画的ではなかったのかも(?)ともあれ少子化の今日、喜ばしいこと。
ウチはもういいです。今は手一杯です;

春にかけて、出産、冠婚、送別、歓迎、交際ラッシュとなる。

| Rail&Hand | - | 22:08 | - | - |
ドイツの蒸気機関車

サイトのほうでも簡単に触れたが、私はヨーロッパ、中でもドイツの機関車が好きだ。真っ黒な日本の機関車と異なり、下回りが赤い洒落た塗装、機能美あふれる直線的なデザイン。美しいスポーク動輪。
なかでもお気に入りは、このBR38型。軸配置が4−6−0となっている。元々私はこの手の軸配置の機関車が好きで、コンパクトで高速性能も有する実用的な雰囲気に魅力を感じる。カローラの1,800ccみたいな感じで。

この機関車は、第一次世界大戦後、ドイツが統一される前のプロイセン王国鉄道(KPEV)を代表する機関車・P8という形式で、ボディもオリーブ色だった。
ベルリーナ社製造、欧州各地で使用され、3,800両も製造された。
マニアックな形式のようだが、実はこの38型ことP8は、1911年に鉄道院が輸入した8800型そのもの。わが国では4−6−0、2C配置の機関車は珍しく、いわゆる制式の国産蒸気機関車では存在しない軸配置。そのころの日本の鉄道はプロイセンをお手本としており、P8がその後の日本の蒸気機関車の設計に与えた影響は大きく、動輪直径1750mmで最高速度100km/h、飽和式という基礎データを定石にしたのはこの機関車かもしれない。
ちなみに後の国産急客機の決定版、C51のベースとなった8900は軸配置4−6−2。こちらは米・アルコ社製。個人的にアメロコはあまり格好よいとは思わないが、下回りは後のC57、C59の基礎にもなる実績を残した。C51の称号改正前の形式は「18900」だった。8900の改良版という理由だろう。

ところでこのP8ことBR38。第2・3動輪の間隔が少し空いてロッドが長くなっている辺り、ちょっとカッコいい。このシルエット、8620型と似ている。つまりハチロクは8800をお手本として、純国産機関車として開発された。8800との違いは、ローカル線に転用できるように小ぶりなサイズとして軸重を下げていること。たしかにP8は見るからに軸重が重そうだ。晩年はローカル線で活躍したそうだが、戦前は急行列車も牽引していたらしい。
このP8をはじめ、海外の様々な鉄道技術に注目した島安次郎氏の視点はすばらしい。後にその長男、秀雄氏は新幹線を、四男の文雄氏は国産旅客機YS-11を開発した技術一家。

模型はHO/フライシュマン製品。(2002年入手)
ちょっとピンボケしてますが・・。
テンダーが風呂の浴槽みたいな形の変形機。52型のテンダーを転用したらしいが、これはバック運転の視認性を向上させるためだという。ドイツでは蒸機でプッシュプル運転を行なっていたというから驚き。
テンダードライブで快調に走る。標準テンダーの物も欲しいが、いかんせん同社がコケでしまったので今はどうしようもない。(現在入手可能な同形式はTRIX製品)

日本型蒸機はまだまだ真鍮工芸品的なものが主流で、プラ量産製品が少ない。これらは私には敷居が高く、どうしても蒸機といえばドイツ型を選んでしまう。

プラ製・テンダードライブのC59とか出たら間違いなく買うよ〜。
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