Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
ゲーム脳
妻です。in Niigata。

親戚の家に行く用事があり、保育士である親戚のお嫁さんと話す機会がありました。


母が、息子の「テレビ病」について質問してくれました。


そう。


息子は元々昼寝好きな体質で寝ぐずりも少なかった為、乳児期はいわゆる「手の掛からない子」でした。


その上、大のテレビ好き。


幸か不幸か、テレビがあれば子守に不自由しない性格だったのです。


しかし、そのお嫁さんのくれた答えは、恐ろしいモノでした。


ニ歳まではテレビは見せるべきではない。


よく幼児がテレビに食い入るように見る姿を見て、保護者は「集中力がある」と勘違いするが、とんでもない。

むしろテレビ好きな子は、学校に行って静かな空間で授業を受けると、集中することが出来ずに暴れ出す。


テレビは人とコミュニケーションする能力を阻害する。

その為、他人と何かトラブルを起こすとすぐにキレて、手を上げてしまう。


実際彼女の友人に、10歳までテレビとゲーム漬けにして育てた人があり、授業中暴れるは、暴力をふるうはで、特殊教室に送られる寸前だった、と…。



…っこっわ〜〜...... ( ̄□ ̄;)!!



「目は何処?お鼻は?車はどれ?」
などの質問に、指差しで答えられない息子。

これは一歳半健診で確認される項目で、保健婦さんが追いかけてきたほど。



…これはマズい。


私と姉の育児日誌を見ても、ンなもんとっくにクリアしている。


マズい、マズいよ、HO君。


確かに、光も音もない母親の胎内から生まれ落ちた乳児が、初めて目にする物、耳にする音はどれだけ意味があるだろう…。



それは母の温かいまなざしであるべきで、心地よい語りかけであるべきで…。

テレビから一方的に流れる機械音、光信号のみを聞かされ続け、それが「世界」であると信じてしまった子供は、どんな大人になるのだろう…。


テレビではなく、絵本が言葉を育て、言葉が人と人とのコミュニケーションを作ります。

娘はテレビにあまり感心がなく、一歳までは非常によく泣きました。

絵本は六か月くらいから与え、九か月で話した為、一歳になったら泣いて感情を表現することが激減しました。


一方の息子はテレビ好きのため手が掛かりませんでしたが、一歳九か月の現在、要求を全て「泣き」で表現します。


13キロの巨体でのけぞって泣かれると、けっこう辛い…。

母親も、本人も。



テレビやゲーム漬けのいわゆる「ゲーム脳」を治すには、それまでの倍の時間がかかるとききました。


だから、10歳のその問題児はあと20年かかるけれど、息子はあと二年で済む。


気付いて良かった…。

実家ではリモコンを隠してしまいました。


我が家に帰ったら、テレビの線を抜こう。


人間には、素晴らしい「言語」があるのだから。
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