Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
ショーティ


私は線路の上を動くものなら何でも好きだ。しかも自由な発想のものならなおさら。

バンダイよりBトレインショーティというオモチャが発売されている。
実物の鉄道車両のリアリティーはそのままに、窓割りを省略して長さを約6cmまで縮めた塗装済み組み立て式モデル。1個500円程度で中身が分からない販売形態が主流。
Bトレ最大の特徴は、車輪や動力をNゲージ用に交換すれば鉄道模型風に遊べるということ。横の長さ以外はNスケール。2軸貨車サイズになる。

ファンの中にはこのような実物通りではないショーティモデルを嫌う向きもある。

実はGゲージもショーティモデルであり、巧みにデフォルメされている。
つまりBトレは私に歓迎されるジャンル。何よりも肩肘張らずに鉄道模型に親しむことができ、短い電車=急カーブを走る=小型ジオラマ(パイク)という図式ができる。
Bトレは各地の鉄道事業者で限定品が発売されることもあり、過去には地元山陽電車のBトレで高砂・伊保付近のジオラマを製作したこともある。すでに手元になく個人蔵だが。



折りしも、電気機関車が発売された。電車のBトレよりもソソられる。偶然ネットで開封売を見つけたので、試しにEF58、EF60特急色・一般色を入手してみた。他の機種に人気が殺到して?これらは1個250円程度だった。安っ!

EF58は前面パーツを付属の一体ヒサシタイプにしてみた。ショーティのくせにマニアックだ・・。
なによりも昔の入門用HOゲージ「EB58」みたいで好感がもてる。実はそこにソソられた。

そもそも鉄道模型というものはN・HOを問わず、編成にするとすぐに1m以上になる。フル編成で3m以上になることも。そんな広い屋敷があればよいが、そうはいかない。
Bトレなら無理のない状態で、小さなジオラマに飾り、走らせることができる。「EF58牽引のブルートレインや急行列車が行きかう、コタツの上の山陽本線」など、ユニークなものができそうだ。ミニジオラマは1両のローカル私鉄に限定されがちだが、Bトレなら主要幹線もOK。ほら、もう頭の中に船坂峠と三石の大カーブが・・。

Bトレ車両を斜め前から見ると、望遠レンズで覗いたように見えるので意外とリアル。急カーブも気にならない。

事実上Nゲージから撤退した私は特別な事情がない限り、1/150の世界に立つことはないだろう。しかし、Bトレは特別な夢を与えてくれそうな気がする。何よりも、おおらかな気持ちで鉄道趣味を楽しむことができそうだから・・。

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