Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
11月のエイプリルフール
表題と同名の曲がある。(コアなファンなら分かる?)



鉄道模型・HOゲージのC56形蒸気機関車がリコールとなった。
部品間違いにより異音が発生してスピードが上がらないというもの。
小さなパーツの差なら放っておくかもしれないが、走行に異常があるなら問題だ。

このC56は久々の再生産・人気商品。実物はJR西日本と大井川鉄道で各1両が動態保存されている。
今年2月に予約・支払いを済ませて当初3月の発売予定を心待ちにしていた。秋には文学館の展示運転にでも持っていこうか、なんて思ったり。

ところが発売は延期に延期を重ね、ようやく10月下旬出荷。それも束の間、発売から1週間もたたぬうちに回収騒ぎ。結局手元に届いたのは昨日・・・。


お詫びの手紙に、DCCサウンド加工のご案内という紙が添えられていた。

いや、ちょっとまってくださいよ、KATOさん。お詫びのついでに営業とはどういうことでしょ。半年の延期と回収でユーザーをガッカリさせておいて。

普通の商売なら考えられないお話。

たとえば、今回のお詫びにサウンド加工料を特別においくらで、という話ならまだしも。
それでもユーザーがついてくる寡占状態が鉄道模型の世界。しかし、こんな調子ではKATOのようなプラ量産メーカーは廃れていって、金属工芸品のような少数高級品だけが流通する、一部のお金持ちのための昔の趣味に戻ってしまいそうな危惧を抱いてしまう。


DCCサウンド加工案内に目を通す。ふむふむサウンドはMRC社製のデコーダーか・・。
KATOのC56は設計が古く、近年の天賞堂や海外製品のようなピンソケットがないため、デコーダー搭載は相応の技術が要る。これをやってくれるとは・・。(天賞堂プラのC58なども、テンダーに8ピンソケットがあるので、デコーダーのプラグをブスリと差し込み、スピーカーをうまく格納すれば簡単にサウンド化できる)

実は8ピンソケットのMRCデコーダーが手元に1個ある。3年ほど前、東京ビッグサイトの鉄道模型イベント会場で入手したもの。試験的にドイツ機に搭載したことがある。ちょっとアメリカっぽい音だった。英語で機関士が叫ぶ声?も入っていた。ドイツ形はテンダードライブが多く、スピーカー搭載に困って断念したのだった。

ちなみにMRCのサウンドデコーダーは他社よりも低価格な分、ちょっと曲者。搭載機はアナログ環境で全く走行できなくなる。DCCコントローラーを持っていると問題ないのだが。
当然、カンタムコントローラーもアナログなので×。まあ、一旦DCCに足を踏み込んだらカンタム(=サウンド操作がDCC・アナログで併用可能)の意味はなくなる。

音の出るC56か〜。

いやいや、上手い商法に騙されてはいけない・・。


そんなこんなで今年もあと1ヶ月となった。
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