Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
自由研究
夏休みも終盤に差し掛かった。夏休みの自由研究や工作で頭を抱える子供たちや親御さんは多いことだろう。「自由研究」ちょっと気になった。

ー由研究ってなんだ?
アリの生体や植物の生育、地面の液状化現象など、自然の摂理に基づいたものを実験した場合、図鑑や教科書に記された一定の結果が出るだろう。これは学校の先生がある程度答えを期待している内容で、研究というより「検証」というほうがよいかもしれない。
一連の流れは「自由研究」ならぬ「自由実験」「自由調査」だ。

「研究」とは考察、実験、観察、調査などを通じて、その物事についての事実を追求、明らかにすることをいい、その目的は新事実の発見や新しい解釈を導き出すこと。

「検証」によって通説とは異なる事実を得る→不思議に思い大人と一緒に調べる→新種の昆虫だと判明。そんな小学生がいた。これはまさしく「研究」の成果だ。

という訳で“夏休みの自由研究の成果を提出してください”という表現は非常に壮大なテーマに聞こえる。新種の昆虫はそう簡単に見つからないし。

私にはまだ小学生の子供はいないが、宿題のプリントには「観察・調査をして記録。新しい発見があればさらに調べてみる」と表現するほうがよいかもしれない?すでに記されているかもしれないが。
ともあれ、新しい発見から研究はスタートする。


⊆由研究のテーマ
巷で言われる「自由研究」には、工作キットなるものまで準備されているようだ。
電気で動くロボットや、組み立て式の木工椅子工作など。○急○ンズなんかでも扱っている。
あんなもん組み立てるだけで「自由研究」なのか・・?妻と一致した意見だった。
極端な言い方をすればレトルトカレーと同じになる。「今日は手づくりボ○カレーです」・・なんてことにも;

笑い話で、その昔知人が「今日、俺はオリジナルカレーを作った」と自身のブログに記したことがある。おお、彼は一人暮らしなのに偉い。
その続きには「ルーはレトルト、肉は素焼き」とあり、要はレトルトカレーに焼いた肉を乗せたものだった。
いちおうオリジナルだが・・「素焼き」ってナニ!?

現在、ケーキ屋が建つ近所の土地は30年近く昔、田んぼだった。そこに醤油の木製ケースが大量に積み上げてあった。友達とこれを積み上げて基地や迷路にしたことがある。今の時代、人様の土地に立ち入って許される行為ではなくなったし、醤油ケースなど見かけない。
本来の用途とは別に、発想の転換によりオリジナリティを掲げることこそ「研究の成果」につながると思われる。材料は案外身近に転がっており、モノをつくることは取っ掛かりやすい研究かもしれない。
そして、子供が「ごっこ遊び」をする行為こそ、発見の源なのかもしれない。

というよりも、私は昆虫や植物に疎くて潔癖という理由もあるのだが・・。

以上、勝手なボヤきでした。

ああ、またこんな堅苦しいこと言って・・ホントはそんな難しいヒトじゃないんですよぉ〜。
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