2008.02.24 Sunday
長靴をはいた**
昨夜からの雪は止む気配がなく、カーテンを開けると一面の銀世界だった。
それでも今日は出勤。6時半、外に出ると吹雪。積雪15センチはある。とても革靴で駅まで歩けず、長靴をはくことに。ましてや除雪車等この近所には無い。
日曜朝の大雪で、自動車はほとんど通らず、人影もない。近畿地方この冬一番の積雪だろう。
駅に着くとすでに列車が入線していた。線路が雪に埋もれており、どうやら始発列車らしい。そのまま立ち往生して20分位前から停車しているらしい。新幹線に乗り換える予定の人がしきりに時計を気にしていた。
いつもの道のりに倍の所要時間。乗換え駅でも1時間半前の電車がやってきた。新快速「敦賀行」と表示されていたが、果たしてこんな日に北陸の敦賀まで辿り着くことができたのだろうか。
結局、始業時刻に間に合わず、今日は私一人なので当直者に連絡する羽目になった。
勤務先付近には雪がほとんどない。気候の差を痛感する。
JR定期券を持っている私でも、休日出勤時は道路が空いているので自動車を利用することが多い。さすがに今朝はノーマルタイヤで走る気になれなかった。結構なスピードで4輪駆動車が走っていくのを見たが、過信は禁物。発進は楽でも大きい車ほど止まらない。
余談ながら、その昔、自動車で出勤して事故渋滞に巻き込まれ、遅刻したことがある。届出と異なる通勤手段ということで、「ここで認めたら他に示しがつかん」と遅れを上司に却下されたことがある。もっともな理由で仕方ない。以降、私の判例から?届出外の通勤手段による事故渋滞や電車遅延などは対象外となった。(この話は以前したような気がするが)その割に他ではルーズな規則があったりするのだが。ちなみに通勤途上での事故「通勤災害」は、通勤手段届出の差異は問わない。通勤中かつ適切なルートであればよいとのこと。
「なにあの言い方。それ位許してやったらええのに」
口をへの字に曲げて私の代わりに愚痴をこぼしている先輩がいたのを思い出す。
何かにつけ風の噂が得意な独特の方だったが、4年ほど前、結婚を機に退職された。今は1児の母親らしい。
帰り道、すっかり雪のなくなった景色の中で、気が付けば長靴は私だけ。ちょっとはずかしい。普段、雪の降らない地方では、突然の積雪にすぐ身動きが取れなくなってしまう。