帰宅するとこんな本があった。プラレール&トミカ。本屋で娘が「コレ!」と欲しがった?らしい。私は当然興味深く目を通す。
プラレール、私も遊んだ一人だが、近年の物は恐ろしくリアルだ。おそらく遊んだ世代が親になり、その親子をターゲットにしているのだろう。3両連結が
基本ながら、様々なバリエーションがある。「いっぱいつなごう700系のぞみ8両編成」
「東北新幹線はやて+秋田新幹線こまち連結セット」この辺りは理解できる。何せ子供が大好きな新幹線だ。
しかし以下のような商品は鉄パパの為にあると思う。先日お会いしたSさんのような。
「電気機関車EF63重連+L特急あさま」(碓氷峠を再現)
「蒸気機関車C62-1・2重連サウンド&客車オハ35セット」
「SLばんえつ物語号C57」
「広島電鉄・路面電車グリーンムーバー」
「165系急行型電車(昔の急行佐渡など)」
165系なんか私が子供の頃からある超ロングセラーだが、まだまだ売れるらしい。昔の製品は緑とオレンジの塗り分けが間違っていて(113系風に)子供心に納得いかなかったのを思い出す。それから、D51のような蒸気機関車はテンダー車が省略されており(実物は石炭と水を積むテンダー車が機関車後位に連結されている)これまた納得いかなかった。しかし今は前述のとおり、サウンド搭載のためかテンダーが連結されており、安心して子供与えられる製品だ。
世の大人は間違ったマニア教育をしてはいけない。
ともあれ、さすがはトミー。鉄道模型を手掛ける系列会社を持つだけある。
その影響か、同社の鉄道模型にも新幹線や特急列車の3両セットがある。入門セットも似たような傾向で、年少者向きみたいでちょっと残念だ。
メーカーには魅力的な演出をしてほしい。
例えば…
富山地方鉄道の電車2両編成+線路+屋敷森のある農家+立山連峰の背景画とか、
蒸気機関車+石炭貨車3両+線路+炭坑ホッパー+ボタ山とか。
長崎の路面電車+石畳軌道+教会とか…。
このような演出があれば団塊の世代の方々も、オモチャという先入観を捨てて、鉄道模型に入りやすくなるかもしれない。
また話が脱線してしまった…。
プラレールは「Pゲージ」と称され、遊んでいる大人もいるという。私はそのサウンド基盤だけ欲しい。
プラレールが誕生し、進化を続けて40年余が過ぎた。
長くなったのでトミカについては別の機会に…。