今日は勤務先親睦会の日帰りバス旅行で宝塚歌劇を見に行った。
一応親睦会の役員なので不参加という訳にはいかず、人数調整の都合もあり、この機会に宝塚を見ることにした。
ちなみに選択肢は「吉本新喜劇」「宝塚歌劇」「信楽焼」だった。
月組公演「MAHOROBA」「マジシャンの憂鬱」の2本立て。後者のほうがミュージカル仕立てで分かりやすかった。S席で鑑賞。近くだが、役者の表情までは見えない。オペラグラスで熱心に見る人も。
何よりも乱れのないダンスは流石プロ。これは美しい。
ここで、宝塚の目からウロコ。
その1:生演奏。オーケストラが舞台幕下で演奏している。スポットライトが当たると指揮者の頭が見える。
その2:熱狂的ヅカファン(砂かぶりSS席)は拍手のタイミングを心得ている。
その3:あの「大階段」は移動式で、他の舞台セット同様、ドリフのコントよろしく音も無く登場する。
宝塚歌劇団は、阪急電鉄の創業者、小林一三によって「老若男女誰もが楽しめる国民劇」として創設された。確かに、誰が見ても健全な内容だ。さすがにパチパチパンチ等は無い。
実は現在も劇団は阪急電鉄が直轄で運営しているため、劇団員は阪急電鉄の社員扱いらしい。
ちなみに阪急電車は伝統的に、マルーンの車体に緑色の椅子、薄茶色の木目内装。電車の性能は上がっても、これは崩されたことはない。重厚で華やかな企業イメージが堅守されているようだ。
宝塚歌劇団、音楽学校の伝統を重んじる風習と相通じるものがある。
宝塚ファンの過半数は女性だが、男性ではあの手塚治虫も宝塚ファンだったらしい。(同氏は宝塚市民だった)たしかに「ブラックジャック」とかそんな雰囲気が・・。
ともあれ、男装した女性が踊る姿を前に、珍しい体験の1日だった。女装した男性が踊る所よりはマシだけど。
お土産に買ったクッキーの箱は「ときめきトゥナイト」(懐かしい)みたいなパッケージだった。