朝から雨。
五月人形を片付けてから、夢前町のココチカフェの用務を経て、例の鉄道写真展を見に行く。雨にも関わらず5組ほど見学者がいた。
ちょうどM課長が現れて挨拶。
しかし子供らは腹が減っていたのか長居は出来なかった。
昼時なので何か食べようということに。
「すぐ近くに寿司があったからそこに寄ろうか?」
「でも私は生物食べられないからイヤ」
「うどんとか巻寿司もあるし、お子様向きにウインナーも巻あるやろ」
「うどんとウインナー巻き食べたい!」
「じゃあ隣に手芸屋とスーパーあるし、寄ってくれるならいいよ」
しかし、休日昼の回転寿司。
味は二の次、安さ優先のファミリー向け「K寿司」は16組の待ち…。実は家族全員揃ってこのような寿司は初めて。
同じ回転でも割高な「R丸」のほうがよっぽど新鮮で旨い。いや、10年ほど前にここの経営者と絵画でご縁があったということもあるが…
さておき、とても待てないので諦める。
ここからが悲劇の始まり。
「うどんとウインナー巻き食べたいの!」
「な、他の寿司屋さんに行くから」
「うどんとウインナー巻き!」
「え〜お寿司なの…?」
「食べたいって言ってるし」
「うどんとウインナー巻きにして!」
「しずかにしなさい!今更帰って何か作るのは勘弁だし」
「うどんとウインナー巻き〜!ウェ〜ン」
娘が泣き始めた。
「荒廃した食生活を思えば何処か寄ったほうがいい」
「ちょっと何よ。その言い方!私はいつも頑張ってご飯作っても、この子が好き嫌いして食べないからやる気が削がれるのよ。一度自分で作ってみたら!ヒドイ!」
「ウインナー巻き!ギェ〜ンΣ(T▽T;)」
娘と息子が車内で暴れる。
「悪かったよ。文学館行かなきゃよかったんでしょ」
「そんなこと言ってないでしょう。毎日子守り大変なのよ!じゃあ何食べたら荒廃しない食生活になるのですか(`ε´)」
「う・ど・ん・と・ウ・イ・ン・ナ〜(ToT)」
もう車内は阿鼻叫喚である。
結局、そのまま西へまっすぐ5kmほど走り、道沿いにある「丸亀製麺」に落ち着いた。
何のことはない。全員食べれば機嫌が直った…。
「やっぱりお腹が空いたら機嫌が悪くなるんだね、昔から。子供達も同じかな?」
我が子ゆえに予想通りの遺伝?
ちなみに讃岐うどんの「丸亀製麺」は四国のように思われるが、実は神戸に本拠地を置く「とりどーる」「粉もん屋」系列のチェーン店。
帰宅後、病み上がり娘と昼寝不足息子はグズグズ煩い。雨で外出もままならぬ午後。
すると夕飯にウインナー巻きと鉄火巻が出てきた。
父娘を不憫に思い作ってくれた。
ゴメンナサイ…私がわるうございました。決して荒廃した食生活ではありません(´A`)
という矢先、君達姉弟は中身のウインナーだけホジるか;
さっき実家でおやつを貰ったって?荒廃しているのは君達だ!
妻がブチ切れる理由が分からぬ訳でもない…。
そんな長い午後。
週末にかぎって遅寝早起。しかも一連の騒ぎに疲れた…早く休もう。