Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
子供の喧嘩
妻です。
明日は娘の雛祭りと息子のお喰い初め。

「お喰い初めを目途に自宅に戻ります。」
夢の(?)別居が目前に迫ってきました。昨日の主人のブログを読んで、かなり引いた方も多いのでは??!
嫁の私がフォローするのもなんですが、そんなに大変な家でもないかもしれなくもないかもしれない・・・んです;。

さて。
今日子供二人を連れて、例のごとくはつらつセンターに行ってきました。
すると懐かしい顔を見かけました。
その兄弟は、うちの娘と一ヶ月違いの長男、うちの息子と3日違いの次男。実はお母さんまで私と同い年と判明。

お友達と玩具を取り合って泣く長男。
するとお母さんがぽろり。

「・・・・。私、この子に取っ組み合いの喧嘩をしてほしいんや・・・。」
「・・・?」
「こんな小さいうちは、喧嘩したってたいした怪我しないでしょう?昔の子供は、近所の子供同士で駆け回って多きくなった。だから子供は子供同士の喧嘩の中で、社会のルールを学んだのね。今は母親が一対一で付いて見ているから、ついつい喧嘩する前に止めちゃうの。『○○ちゃんの玩具取っちゃだめ』『ぶったら痛いでしょう?』今の若者は、取っ組み合いの喧嘩をしたことがないから、刃物を持つの。生身の人間のぶつかり合いが怖いのね・・・。」

あぁ・・・、なるほど。
私にも思い当たるフシがある。

「本当の痛みを知らないまま大きなったら、喧嘩したときホンマに人を傷つけてしまうで。」

うん。
私も娘が友達と玩具を取り合ったら、仲裁しないことにしよう。
しかし娘は案外いつも取られっぱなし。それも心配だが;。

「私、中学校の教師なの。」
なるほど。きっと良い先生でしょう。

帰って義母らにその話をすると、「教師」と知った時点でまた彼女の株が上がりました。
やはり職業にランクをつける家・・・;。

貴女の息子はただの事務員で、貴女の嫁はただの専業主婦ですよ;?

春まですぐそこ。
別居ももうすぐです。
| Rail&Hand | - | 22:02 | - | - |
遅れた御祝

新宅のお嫁さんが、息子の出産祝いを届けてくれた。可愛い玩具たち。
これにはひと騒動あった。

昨年12月下旬の朝。
新宅の小母さんにばったり出会った。

「産まれたんやって?おめでとう。近いうちに御祝いさせてもらうわ」

と、元気よく挨拶してくれた。
帰宅後、その話を実家でしたら、

「へぇ〜あの人が・・」

しかし、待てど暮らせど御祝いは届かない。祖母と母が言う。

「別に欲しくて言ってないんやけど、口先だけ調子のいいこと言って誠意がない」
「やっぱりあの人はそんな人や」

予想通りの展開。もはや評価はオークションに例えると“非常に悪い落札者です”

そもそもこの小母さんは、亡き姑さんと非常に仲が悪く、我が家は姑さんの血筋の家で、祖母などはいつも姑さんから愚痴を聞いていたという。今は姑側の子供が結託して泥沼の争いになっているとか、噂に聞いたことがある。どこでもあることだが。ゆえに我が家は常に小母さんに批判的になる。


そして今日、2月28日。
小母さん宅のお嫁さんが、御祝いを届けてくれた。我が家はこの家の子供達にも御祝いした。娘の時も頂いている。お互い様。

「奥さんも赤ちゃんも実家に戻られていると思っていまして、遅くなって申し訳ありません」

とのこと。お嫁さんは何ら悪くない。それぞれ1歳ずつ上の子供2人がいるので、そのうち学校も一緒になる。

「M電工に勤めることにしたんです」

彼女は子供達を保育所に預けて働いているらしい。

以上に事実を淡々と述べた。しかし“非常に悪い”一度付いた評価は取り消しできないのが鉄則。彼女が帰ったその後・・・

「“実家に帰っている”というのは案外遅れた口実かもしれへんね」
「M電工に勤めてるらしいで」
「M電工いうたら、一流やないの」(ここで一旦評価は上がりかける)
「パートやろ。30過ぎて乳飲み子いる女の人は簡単に雇わへんがな」
「主人の給料だけでは厳しいんやろか」
「主人は****ではたいしたことないやろし」(評価“悪”に戻る)

これはヒドイ・・。酷すぎる。職業や待遇で人を決め付ける偏見。ましてや元教育者の言葉とは思われない。しかも頂いて文句言うのは失礼。
そもそも、あなたの息子(孫)は、そんな口が聞けるようなところにお勤めですか?
自分の家の膿を出すのは情けないが、後から分かってはもっと恥ずかしい。
ここであえて真実を晒す。

「あんたのところは少ないながらも、Hちゃん(先述のご主人)よりもマシか?」

そんなことを言いながら、明後日からのために我々に持たせる調味料や保存食材をあれこれ用意してくれるのだった。ハァ〜;
社名じゃない。地位じゃない。お金じゃない。他人との比較じゃない。働くってことは。皆それぞれの立場で大変なこと、私は痛感している。
それを言っちゃレッドカード。

「なかなか大変だったね」
「うん。でも明後日で同居終わるから;」
「苦労かけて申し訳ない・・」

何故か私も“末裔”の自家至上主義に少々疲労気味。世話になって文句言ったらアカンけど。この家を相手にする方はさぞかし大変でしょう。


春まですぐそこ。
別居ももうすぐです。
| Rail&Hand | - | 23:14 | - | - |
開業前

今日は代休。
午前中は留守番。午後から出かける。独りで外出は久しぶり?髪を切った後、買い物ついでに来月15日に開業する「はりま勝原駅」を見ることに。よく近所まで行くものの、目にするのは初めて。
駅前では舗装工事が急ピッチで進む。
最近の駅は奇抜なデザインが多い。ドーム型の白いテントみたいな物がある。
この付近、昔は田園地帯だったがこの10年で住宅が随分増えた。
我が家の好きなイオンショッピングセンターから徒歩10分位の場所。
半日仕事の日など、帰りにこの駅で降りてイオンで家族と待ち合わせ…なんてことも可能になる。少し楽しみができた。

ところで駅所在地名は「勝原(かつはら)」だが、福井県に「勝原(かどはら)」という駅が存在するため、混同を防ぐために「はりま」を冠したようだ。
ちなみに「越後曽根」(新潟市西蒲区・越後線)の本家「曽根」は兵庫県高砂市にある。地名が重複するので、旧国名を冠する手法がよく見られる。
新潟県内には「越後田中」と「魚沼田中」、「中条」と「魚沼中条」2組ある。苦肉の策で「魚沼」を冠したのが伺える。

変わった駅名では、JR予土線(四国・高知県四万十川沿い)にその名も「はげ」という駅がある。「禿」ではなく「半家」と書く。
同じ高知には「後免(ごめん)」「伊野(いの)」という地名があり、これらは路面電車の両端の駅。「ごめん」「いいの」と平仮名で表示を出した電車がすれ違う。

その昔、「駅名しりとり」というハイレベルな?遊びをやったことがあるが、今はそんな相手もいない。いざやってみると「ま行」「ら行」に困る。




| Rail&Hand | - | 21:00 | - | - |
皇族
妻曰く、お腹の調子がよくないという。

「どの辺が痛いの?」
「このへん。空腹になるとキリキリ」
「それは間違いなく胃やな」
「それってストレス・・」

約5ヶ月にわたる同居生活。もう疲労がピークに達しているようだ。
この家の息子が言うのも何だが、よく耐えたものだ。多くを語らずとも分かる人には分かる。
古くから我が家を“知る”ママ友には、敬意を表されるやら、同情されるやら・・らしい。

一連の経緯を耳にした義姉の例えが面白い。

「農民が皇族に嫁いだようなもの」

私が付け加えるとすれば、皇族というより、“プライドだけ高い貴族の末裔”とするほうがふさわしい。

さて、週末の「雛祭り」と「お喰い初め」を機に帰ることになっている。安堵のためか、お互い言葉の節々が柔らかくなったような気がするのは気のせいではなかろう。


春まですぐそこ。
別居ももうすぐです。



| Rail&Hand | - | 21:33 | - | - |
負の遺産

世界遺産・姫路城が鎮座する兵庫県姫路市。その姫路にも負の遺産がある。

市営モノレール。

昭和41年、市内手柄山で開催された姫路博覧会の輸送機関として姫路駅と手柄山の間に建設されたが、わずか8年で運行休止。昭和54年正式に廃止された。
市内にはモノレールの橋脚が不気味に残る。まるでラピュタかナウシカみたいだ。膨大な費用が要るため撤去できないらしい。

手柄水族館から見える、蔦の絡んだ中世の城みたいなレンガの壁。その空中に塞がれた謎のトンネルがある。
この中が手柄山駅で、モノレール車両が33年間眠っている。そして山上にある「緑の相談所」の壁面裏側こそ、モノレール乗り場だった。
子供と水族館に行かれた際、お母様方も注目なされては?

先日の神戸新聞では、姫路市によりモノレールを公開する計画があると報じられていた。
現地の耐震補強工事と絡めるようだ。今まで、公共事業の失敗の象徴を隠すが如く放置されてきたモノレール。
公開は税金の無駄遣いにも見えなくもないが、後世に伝える、高度経済成長の夢の跡を見てみたい人は、私を含めて少なからずいると思う。羽田空港に次ぐ日本で二番目のモノレールだったらしい。

(画像は2006.5.21日記より再掲。このときも似たような話をしたかも;)

| Rail&Hand | - | 20:35 | - | - |
長靴をはいた**

昨夜からの雪は止む気配がなく、カーテンを開けると一面の銀世界だった。
それでも今日は出勤。6時半、外に出ると吹雪。積雪15センチはある。とても革靴で駅まで歩けず、長靴をはくことに。ましてや除雪車等この近所には無い。
日曜朝の大雪で、自動車はほとんど通らず、人影もない。近畿地方この冬一番の積雪だろう。
駅に着くとすでに列車が入線していた。線路が雪に埋もれており、どうやら始発列車らしい。そのまま立ち往生して20分位前から停車しているらしい。新幹線に乗り換える予定の人がしきりに時計を気にしていた。
いつもの道のりに倍の所要時間。乗換え駅でも1時間半前の電車がやってきた。新快速「敦賀行」と表示されていたが、果たしてこんな日に北陸の敦賀まで辿り着くことができたのだろうか。
結局、始業時刻に間に合わず、今日は私一人なので当直者に連絡する羽目になった。
勤務先付近には雪がほとんどない。気候の差を痛感する。

JR定期券を持っている私でも、休日出勤時は道路が空いているので自動車を利用することが多い。さすがに今朝はノーマルタイヤで走る気になれなかった。結構なスピードで4輪駆動車が走っていくのを見たが、過信は禁物。発進は楽でも大きい車ほど止まらない。

 余談ながら、その昔、自動車で出勤して事故渋滞に巻き込まれ、遅刻したことがある。届出と異なる通勤手段ということで、「ここで認めたら他に示しがつかん」と遅れを上司に却下されたことがある。もっともな理由で仕方ない。以降、私の判例から?届出外の通勤手段による事故渋滞や電車遅延などは対象外となった。(この話は以前したような気がするが)その割に他ではルーズな規則があったりするのだが。ちなみに通勤途上での事故「通勤災害」は、通勤手段届出の差異は問わない。通勤中かつ適切なルートであればよいとのこと。
「なにあの言い方。それ位許してやったらええのに」
口をへの字に曲げて私の代わりに愚痴をこぼしている先輩がいたのを思い出す。
何かにつけ風の噂が得意な独特の方だったが、4年ほど前、結婚を機に退職された。今は1児の母親らしい。

帰り道、すっかり雪のなくなった景色の中で、気が付けば長靴は私だけ。ちょっとはずかしい。普段、雪の降らない地方では、突然の積雪にすぐ身動きが取れなくなってしまう。
| Rail&Hand | - | 20:52 | - | - |
安堵
という訳で、娘の救急搬送。冷汗ものだった。
勤務先に電話がかかってきて、あわてて飛んでいった。所要1時間・・。

「救急車に乗ったの」

当人はロビーでいつもの如く座っていた。帰ってよいとのこと。
大事に至らず安堵する。後日まで様子を見たが異常なし。
近くの駅前でタクシーを降りて仕事に戻ったのだった。

軽症患者による救急車の依頼が増えているというが、何せ後頭部の強打と嘔吐。尋常ではいられなかったらしい。
救急隊には意識がはっきりしているせいか、「下痢はないか」尋ねられたらしい。お世話になりました。小さな子供は目を離すとコワイ。
ところが今日、下痢気味で小児科を受診した。嘔吐の原因はこっちなのかもしれない。
近所の人には、救急車を見て祖母に何かあったのかと心配されたとか。

それにしてもこの子、生後2ヶ月で新幹線、10ヶ月で飛行機(しかもボンバルディア)、1歳でバス、原付(!)、2歳で救急車。あらゆる乗り物を網羅している・・。あとは船と耕運機(ティラ)くらいか。

ところで小児科の待合室で放映中のアンパンマン、「ささだんごちゃん」というキャラクターがいた(!)新潟名物・笹団子もメジャーになったものだ。ささだんごちゃんは自分のことを「オラ」と言っていた。たぶん女の子だと思うが。ちなみに妻の実家の近所では、女性の一人称が「オラ」「オレ」だった。

「私は言わないよ」

| Rail&Hand | - | 17:14 | - | - |
脳しんとう
妻です。

先日、私は授乳中、義母が夕飯の支度をしていた時の出来事。
突然背後で「ゴンっ!!」という高い音…とほぼ同時に娘の激しい鳴き声。
どうやらソファベッドで遊んでいた娘が足を滑らせ、床で頭を打った様子。びっくりして一同笑いながらも、「痛いの痛いのとんでけ〜!」でとりあえず泣きやんだ娘。
しかし、その後お風呂から上がった後、突然「眠い…」と言い出し、泥のように眠りこけてしまいました。

義母は元幼稚園教諭。
「大丈夫でしょうか?」
「う〜ん。嘔吐があると危険やけど…。昨日電車乗って出かけたから疲れたんちゃう?」

しかし娘はそのまま夕飯も食べずに12時間眠りこけ、翌朝も食欲がなく呆けた様子。
食後も「眠い」というので布団に寝かせた途端、ゲボッ!!


「おばあちゃ〜〜ん!は、吐きました〜〜〜!!!」

「え?!すぐ救急車!!」

…ピ〜ポ〜ピ〜ポ〜…ウ〜〜…。

姫路の日赤病院でCTも撮ってもらいましたが、異常なし。軽い脳しんとうとのこと。

…ホッ(´。`)。一同胸を撫で下ろしました。

娘はその後多少胃腸の調子が悪いものの、鼻唄を歌って普段と変わらない様子。

まさかの怪我に驚きました。

しかし私一人居るときでなくてよかった…。
「ママ一人で二人子守りするなんて無茶やって!もうこのままずっと同居しましょう!!」…なんて言われたらf^_^;。
う〜ん。長い同居生活で、最近お互いの顔に疲労の色。

春まですぐそこ。
別居ももうすぐです。
| Rail&Hand | - | 07:18 | - | - |
ジャズステーション(詳細)
昨日の詳細(長文デス。“鉄道”にご縁のない方は飛ばしてください;)
以下はGゲージ担当者主観による1日の様子です。

<8時>
姫路駅搬入口に集合。すでにyさんとt君が待っていた。
我々鉄道模型斑が一番のりで、箱から車両を出す等、最終準備に取り掛かる。隣では演奏のリハーサルが始まる。

<9時>
一段落し、ハッピを着た青年部スタッフが駆け回る中、Tさんとコーヒーを飲みに行く。
コーヒーを飲みながら気にかけていたが、模型の貨物車両に搭載する予定のケーキがどうやら届かない模様。何も積まずに運転することに。

<10時>
実行委員長Yさんの挨拶、姫路駅長のテープカットとともにジャズ演奏。汽笛一斉、同時に運転を開始する。ジャズ演奏の「線路はつづくよどこまでも」とともに。
開会直後は入場者が疎らだと思いきや、開始30分で早くも賑やかになってきた。
私はGゲージ担当として、現場に張り付く。
Gゲージの模型車両は、成猫1匹位のサイズ。日本の鉄道ではなく、主にヨーロッパやアメリカの小鉄道。カラフルでデフォルメされた形態故に目立つ。分かりやすく言えば、「エロカワイイ」・・改め「ボテカワイイ」といったところか。
「○○系**型」にこだわる向きには耐えがたいが、一般人の興味を引きそうだ。

隣のHOゲージブースから汽笛や走行音が聞こえる。Fさんの持参した、サウンド付運転台型コントローラー。発売はTOMIXだが、楽器メーカー「ローランド」が作っているので、まさに楽器。運転機能付エレクトーンとでも例えようか。14両編成の寝台特急が快走している。

こちらも負けじとGゲージの汽車を大音響で走らせる。こちらは機関車本体に走行音源がある。簡易サウンド装置のスピーカーも建物の中に仕込んでいるので、その前を通過する際に汽笛やベルを鳴らすと、機関車から鳴っているように聞こえるギミック。
それもすぐにジャズ演奏にかき消されてしまう。

<11時>
妻と娘、友達のsちゃんとそのお母さんが到着。
sちゃんは喜んで走り回る。当の娘は黙って見ているだけで口をきかない。
いつもの内弁慶はどこへやら。唯一の発言は、

「sちゃんと、おうどんたべるの」

妻とのやりとり。
「鉄道模型とは・・ってマニアの解説文があるよ。キモっ」
「あのそれ、ボクが考えた文章なんですけど・・」
「あ、そうなの;で、こんなに電車持ってたの?」
「いやいや、Sさんから借りた物があるんでね(汗)」

一行は30分ほどで引き揚げていった。娘は昼食を食べたら急に機嫌よくなって歌いはじめたらしい。

<12時>
委員長のYさんより声がかかり、ケーキの代わりに製菓専門学校学生が製作した、菓子人形を搭載、姫路菓子博覧会の旗をなびかせて走る。
ちょうど勤務先のSさんが鉄道少年の息子さんと一緒に到着。大満足で帰っていった。
青年部スタッフの方と交代して、控室にて昼食。

<13時>
入場者数はピークを迎えたようだ。
特に鉄道は子供たちの注目の的。
写真や絵画に注目する人も多い。前日、Tさんが写真等を準備していたら、JR職員や売店の従業員に取り囲まれて、口々に「懐かしい」を連発。内見会となったらしい。

さて、私は自分の持ち場から離れられないので、他のブースを遠巻きに見たところ、毎日見慣れた電車が走るNゲージは子供達で黒山の人だかり。折りしも鉄道ブーム?から、関心を持つ人が多い。立入制限ロープを越えて押し寄せる人垣に、担当のyさん達も困惑気味のよう。
で、私が居座るGゲージは・・高齢の方がよく声をかけてくれる。まさに「爺ゲージ」

「孫連れてくりゃよかった思うてな〜こりゃ喜ぶわ」
「もう1回ありますのでぜひどうぞ」

Gはカラフルな汽車が菓子を運んだり、建物や人形があったりするので、特に幼児や女性に人気と見える。
スタッフの方が警備してくださっているおかげもあるが、ロープ内に立ち入ろうとする人は今のところいないようだ。口を開けて見とれる子供が多い。

<14時>
「演奏中は音を消してね」
Fさんより通達が入る。静かに演奏する時に「ポォ〜」は耳障りなのだろう。

知人のUさんがやってきた。メールで案内したら、家族でお越しくださった。今日はランクル40ではなく、JR利用だそうで。

アメリカ型の蒸気機関車が、ポイント部分でどうしても脱線する。
原因がよく分からないので、コイツは休ませて他の物を走らせる。Tさんに話したら、
「位相が狂っているな」
蒸気機関車の両隣車輪をつなぐロッドのネジが緩み、位置がずれて線路に接触していた。私は全く気づかなかったが、基本構造を知るベテランならでは。

青年部スタッフの方も関心を持って声をかけてくださる。

「これ、高いんでしょう?」
「○万円位です」
「え、意外と。大きさの割りには安いな」
「隣(HO)とさほど変わらないですかねぇ。むしろあっちの方が高いくらいかもしれません」
「さっき見せてもらった電気機関車(ムサシノモデル製EF210)20万と聞いて腰抜かしたけど。大きさに比例するわけとちゃうんやな」
「こっちは大きいですが、プラスチックの中国産で、頑丈さだけが取り柄ですわ」
「鉄道マニアも幅が広いんやなぁ」


<15時>
行事も佳境に入る。

「私も同じ模型を走らせておりまして、そこにあるのと同じ汽車を持っています」

声をかけてきた50代位の男性。

「ご自宅で楽しまれているのですか?」

尋ねると、名刺を差し出された。
姫路市内にある小児科のK先生という方。診療所内の鴨居を往復させているらしい。耐久性のある大型鉄道模型ならでは。私もそうだが、何よりも子供には楽しいだろう。こうしてご挨拶できたので、普段利用する小児科が休診の時など心強い。
この先生、世界の鉄道マニアで、昨年はスイス旅行でアルプスの氷河特急や登山電車に乗ってきたらしい。いやはや、Gゲージともなるとスケールの大きな趣味人がやってくる。
片付けの準備を始める頃だが、手を休めてK先生と談笑。

「私は阪急百貨店で見つけたんだけど、他にどこで売ってるのかな?」

等という話題になり、店舗のメモを取ってK先生は帰られた。

<16時〜撤収>
直ちに撤収開始。準備よりも早く進む。
たかがオモチャなれど、昨日から思いのほか動いて、普段から運動不足の私は股関節が痛くなった;情けない。
17時30分頃、撤収が完了した。自動車に夜逃げの如く荷物を搭載。
次回はもう少し整理したほうがよいかもしれない。

搬出待ちの間、yさん、t君と各ブースの状況を話した。
N、HO共通して、ロープを押しのけて人がやってきたらしい。一応私物なので、さわらないように注意書きがあるが、子供に注意しない親もいるらしく困るらしい。そりゃ大事なコレクション、壊されたり盗難にあったらかなわない。
私のほうは、貨車に搭載するケーキが代替?となったが、事情があったのだろう。
Gはそのサイズから、線路に立入って衝突、怪我でもされたら・・という懸念があった。人身事故もなく終わって一安心。模型に起因するトラブルも先述の機関車のロッドの件以外は皆無だった。

Gゲージの成功点、反省点は・・。
・横に長い絵画が手前にあったおかげで心理的な緩衝材となり、小さな子供が模型に手を伸ばそうとする行為を防止できた。
・建物や小物を配置した効果があった。
・お菓子人形の列車は菓子博覧会のPRになった。
・Bタンク機関車のサウンドは、コンデンサーに蓄電する仕組みなので、お借りした電源出力に余裕があったおかげで音量も安定した。

・点字ブロックを横断する形でカーペットが敷かれ、線路に段差ができ、つまづく車両があったこと。段ボール等で水平を保つのも手。
・フック式連結器の車両に心もとない物があるので調整。
・サービス精神・・空荷の貨車にも何か搭載する。重連運転など。

このあとスタッフの皆さんは反省会(打ち上げ)らしい。
以前もお誘い頂いたのにTさんには悪いが、荷物もあり、早く帰ると約束した手前、会場を辞す。(また改めて近いうちにお願いします)

「第2回もあるのに1回目で打ち上げって?」
t君が苦笑しながら首をかしげる。

多くの方のご協力を得て、事故もなく「姫路ジャズステーション」1日目が終了した。
ありがとうございました。翌朝刊では1,000人の入場者数だったとか。

| Rail&Hand | - | 22:00 | - | - |
ジャズステーション1日目
JR姫路駅構内イベント・ジャスステーション。
盛会のうちに終了。当日の出来事は後日。とりあえずダイジェスト版を。

Gゲージ全景。

(手前は拙作絵画)

開会直前の様子。列車は駅でスタンバイ中。
後方の樹木、実は100円ショップのクリスマスツリー。それらしく見える?


Gゲージは貨車にお菓子の人形を搭載して2列車が同時走行。蒸気音も賑やかに。


姫路にまつわる過去の鉄道写真、絵画展も実施。画像の絵画はTさん作品。


こちらはHOゲージ。大迫力で12両編成3列車同時運転。
運転台型コントローラーが3台並ぶ。うち1台は音も出る。こんな状況見たことない・・。


こちらはNゲージ。近畿〜姫路地区で活躍する、おなじみの列車が勢揃い。数で勝負。改造車両もあり子供達に大人気。


3種類の鉄道模型に共通するのは、誰も一般ウケする「新幹線」を持参していないこと。メンバーの年齢的な理由もあるが、その辺がマニアックだ。まぁGゲージ自体は欧米の鉄道なので極端な世界。

肝心のジャズ演奏写真がない?鉄道担当で張り付いていたので無理もない。

スタッフの皆様、ご協力ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。

次回は3月9日。
| Rail&Hand | - | 21:24 | - | - |
準備


いよいよ明日開催の「姫路ジャズステーション」
鉄道模型組は15:00搬入。仕事の帰り道、小雪が舞う中、姫路駅新幹線高架下の搬入口に車ごと乗りつける。鉄道模型班責任者のFさんが手を振って迎えてくれた。本番を前に風邪をひいたらしい。あまり無理なさらないで頂きたい。
ほぼ同時に到着したt君と一緒にエレベーターで荷物を運ぶ。
会場は旧改札内。乗務員詰所脇を通って入る。JRの車掌さん等とすれ違う。普段は入れない場所。思わず挨拶を交わすと気分が高揚する。

すでにジャズ演奏のステージと音響機器は設置され、写真や絵画も展示済。
HO、Nゲージのテーブル、Gゲージ敷地用カーペットが搬入してあった。

早速、G線路敷設を開始。一人で2時間ほど要したと思う。
複線の楕円形線路に、駅引込線。
線路外寸は約2.8m×5.1mとなった。

隣ではFさんを中心にHO、Nの設置に奮闘中。
yさんのNゲージブースでは、自作の鉄道ビデオを流すモニターも設置された。きっと懐かしい列車が見られるだろう。

その間、本イベントの主催、商工会議所の方々や「プロ」の鉄道員の方々が物珍しそうに声をかけてくださった。プロに声をかけてもらえるとちょっと嬉しい。マニア冥利に尽きる。

Tさんも会合を抜け出して立ち会い。朝から写真と絵画を設置したとのこと。写真の下には、Tさんによるモノクロ絵画も壮観に並ぶ。

「あれ?この女性、どこかでお会いしたことあるような・・」
「それ、ウチの女房やがな〜」

28年前の播但線の駅に佇む写真の女性はTさんの奥様だった。結婚当初のようだ。
モデル体型の綺麗な方。(今も綺麗な御夫人だが)
酒の席では「嫁はんにしばかれる」とすぐ口にするTさんだが、照れ隠しなのだろう。
私の中では蒸気機関車も及ばない貴重なショットかも・・。
今考えた。題して「野里駅の貴婦人」なんてのはどうだ。(C57の走った播但線に掛けて)

商工会議所の方々には、カーペットの移動や固定など、一人ではできない作業に協力していただいた。

「うちも息子は鉄道に興味ないからな〜」
「男の子やろ?」
「中学の部活で野球やっとる」

そんな会話も聞こえる。

待望の試運転。ギャラリーの笑顔につられて、ついつい遊んでしまうのはご愛嬌;隣のHOゲージブースでは、
 
「けったいな編成やな〜」

同じことをやっていた;

実行委員長のYさんにGゲージ貨車を託す。いよいよ明日、姫路菓子博PR「ケーキ列車」が登場する。楽しみだ。

さて、初参加のイベント。どんな1日になりますやら。

気が付けば19時を回っていた。すっかり日の落ちたホームに到着する電車の灯りがガラス越しにまぶしい。


| Rail&Hand | - | 21:51 | - | - |
大宮
4月、妻の親友が結婚するとのこと。(自分の結婚式でオペラを歌ってくれた人といえば分かる方には分かる)

もちろん式に招待されているらしい。

「何度も言ってたけど行かせてね。子供たちと留守番お願いね」

「了解ッス。で、場所は何処?」

「埼玉の大宮」

それなら娘と私も同行して、どこかで時間をつぶそうかと思った。さすがに息子は祖父母に面倒みてもらうことになるが。しかも、始発の新幹線になるので、久々の長旅となる娘に多少不安が残る。
という話をしたら、皆賛成で、娘も喜ぶし妻も道中安心だという意見で一致した。

大宮といえば昨年オープンした・・・“鉄道博物館”

式の間、娘と見物するのもよさそうだ。
実はワタシが一番楽しみだったりする。どっちが本題だか。
| Rail&Hand | - | 21:30 | - | - |
チョコレート
今日はバレンタインデー。
菓子屋の商法に乗せられて騒ぐのは馬鹿げている…等と云うのは、チョコをもらえない人のヒガミなのかも?そんな人ほど、もらったら案外喜んだりする。
ともあれ、チョコレート1つが気持ちを伝える媒体になるなんて、すばらしい話だと思う。

あれから10年が経ち、今日に至る。
あ、いえ別に…。

さて、帰宅すると家族全員に、チョコではなくプレゼントが用意してあった。

| Rail&Hand | - | 22:02 | - | - |
アンケート
普段利用する金融機関でアンケート用紙を渡された。待っている間にドウゾと。
「良い」に○をつけて何もコメントしないのが通例なのだが、ここでは以前より気にかかる出来事が…。
「店内禁煙」という掲示をバックに、支店長が職員を叱咤しながら煙草をふかす光景を頻繁に目にする。まるで「ミ○ミの帝王」の取立てに見える。
自分の席で新聞読んだり、弁当食べたり、部下に私用買い物のコマ遣いも丸見え;
とにかく見苦しい。見えない場所ですりゃいいのに。
初めて会った時は、白髪の上品な紳士に思われたが、一連の言動を目にしてからというもの…。

昨年よりこのB金融機関に変わった。そういえば挨拶に来たのは若い担当者だった。多忙なのかもしれないが、支店長が来ないのは無理もない…。本件然り、店内も小汚い。
資本は以前の所に勝っても、社風は一歩譲るようだ。そういえば不当残業をめぐって裁判になっていた。

店舗は若手職員ばかりで黙々と業務に励む。進言できない言いなりの環境を気の毒に思った。(その気持ちよく分かるよ)
支店長について辛口のコメントを計上しておいた。管理者がこれではイケナイ。
都合の悪い質問は除外されるような気がするが。


ここで不平マニアのまま終わらないのが雑感たるココロ。

お客様は見ています。名札をつけた個人はその会社の顔です。
自分もお客様に見られている。他の会社の文句を言う暇があったら反面教師にならねば…。自分は大丈夫か。襟を正す教訓。

| Rail&Hand | - | 18:44 | - | - |
ポーズ


「これ」
と言って指を曲げる。
「文珠菩薩」のポーズだそうだ。祖母から習ったらしい。
二歳児にしては渋いな;
学問の仏なのでご利益がありそうだ。

| Rail&Hand | - | 20:55 | - | - |
風水
祖母の部屋にあった箪笥を廊下に移動させることになった。
祖母は縁起や風水には非常にこだわる人。

ハンガーの衣類を架け直す際、

「襟は日が昇る方向に向けなあかん。北はアカン」

これは初めて聞いた。
過去に、
「急須の口を北向きにするな」
「冷蔵庫に磁石でメモ類を貼るな」

自宅に戻ってコッソリと冷蔵庫のメモや磁石を外したりもした。

「今日は日が好いから新しいスリッパを下ろしなさい」

ここまでくると訳がわからない。それだけ調べて皆に進言することが出来るのは、心身ともに健康な証拠だ。
| Rail&Hand | - | 21:20 | - | - |
一足早く


雛人形を飾る。さすがに3回目になると要領がよくなった。

事業主が「お内裏さま」と「お雛さま」ならば、
この“有限会社弥生”では三人官女を雇用している。しかし、3名とも管理職の肩書を持つ。しかし実態は管理職たる権限がないのに残業は認められない。という筋書きにしておこう。時世を鑑みて。
「♪ふたりならんですましがお」と言いながら、過酷な勤務を強いているとか。

息子の「お喰い初め」と娘の「雛祭り」を来月、同時に行う予定。

これで半日が終わり、あとは息子の昼寝を見ながらパソコンを睨む。
ん?“soudasuke”(そうだすけ)というIDの人がいる。やっぱり新潟県の人だった(笑)(そうだすけ=そうですから)

| Rail&Hand | - | 22:09 | - | - |
酌み交して
近畿地方は雪。昼間は屋根が白くなったくらい。電車も遅れた。
今夜は同期のN君と飲む。昨年夏以来かも。N君の奥さんと子供は実家へ帰省しており、今は羽を伸ばす(?)時間。ヨタ話で三時間半。あっという間に過ぎた。N君はよく飲むので食べ物はそこそこに、生ジョッキ5杯位+燗2号位空いたか。
同じ職場に居るが、部署が異なるので普段は込み入った話はしない。
こういう時にこそ本音が出る。

ちなみに彼は四国・徳島出身だが、徳島でも葬式の後は親類と近所の人が集まってドンチャン騒ぎをするらしい。やっぱりこれは地方ルールのようだ。北・南は関係ない。

調子に乗って喋って気が付いたら、気にしていたオークションが終わっていた・・。無駄遣いへの戒め。





| Rail&Hand | - | 23:17 | - | - |
うたのお姉さん&お兄さん
NHK「おかあさんといっしょ」
「うたのお姉さん・うたのお兄さん」が3月31日放送より交代する。
幼児がいるとこの手のネタはタイムリーになってしまう。

はいだしょうこ、今井ゆうぞうコンビから、
三谷たくみ、横山だいすけコンビに交代する。

新お姉さん・三谷は現役音大生らしい。ニュース見出しには「激萌え音大生」とあるが、何でも萌えを冠せばいいってもんじゃない。しかし、萌え度が「次代>先代」というのは確かかもしれない。
幼児雑誌「○ばえ」など多少は楽しみになる?

ちなみに「いないいないばあっ」の子役も成長したら交代していたりする。

同じく「おかあさんといっしょ」の中で放送されている着ぐるみ人形劇「ぐーチョコランタンは当分続くのか?
私は「にこにこぷん」の時代しか知らないが。
“じゃじゃまる!ピッコロ!ポロリ〜”
| Rail&Hand | - | 21:56 | - | - |
宣伝
来週の「姫路ジャズステーション」イベント。
2月6日神戸新聞にも紹介済です。
2月9日発行の『播磨リビング』にも掲載予定。
今後は毎日新聞・読売新聞・NHKでも報道予定とのことです。

雑誌「鉄道ファン」サイト(下記)にも紹介されたとのことです。
http://railf.jp/event/2008/02/01/181100.html

とりあえず宣伝〜。
| Rail&Hand | - | 23:04 | - | - |
雪山
スキー場での遭難が相次いでいる。雪崩で命を落とされた方もいる。

雪山は恐い。

立入禁止区域での滑走が招いた遭難がほとんどらしい。自身の危険だけでなく周りにも多大な迷惑をかけるのでマナーは守らないと。危ないから入るなと書いてあるのに…。

そんな私もこう見えて十年位前はスキー好きだった。勤めるようになってから気力もなくなり、しかも腰を悪くして久しくご無沙汰。
運動が大の苦手な私にとっては、唯一楽しめるスポーツだった。何せ坂を下るだけなので楽チン。その後の温泉も楽しみだった。

スキー初体験は高校の修学旅行だった。
以後、雪国に移住したので、この機会に滑ることにした。
新潟でもスキー授業に連れて行ってもらった。人数制限から未経験者優先。出身県ゆえに採用してもらった。

妻もそうだが、雪国・特に平野部の人はウインタースポーツとは無縁の方が多い。ゲレンデが遠い理由もあるが、毎日雪を見ると嫌にもなるだろう。そういえば義兄はスノボ好きだが…。

ちなみに選考漏れ組は「梅雨にキャンプ」だったと思う;

当時はスキーが流行しており、冬になると連日のように広瀬香美の曲が流れていた。

♪ぜっこぉおちょ〜う真冬の恋〜スピードに乗って〜

まだスノボは少数だった。みんながスノボに履き替え始めた頃に、「冬の運動」を辞めてしまった。再び家でゴロゴロ…。

今はスキー・スノボ人口が減少しているらしい。少子化の影響か?若者は今の季節、何をして過ごしているんだろう。インターネットか?


ここから「鉄」話。
スキー人口減少と安価なバスの影響で、スキー臨時列車「シュプール号」は全て廃止されてしまった。

スキー列車で印象的なのは「スキーライナー上越」号

越後線内野発・新潟経由・越後中里行。
快速なので青春18切符で滑りに行けた。当時の最寄り駅からゲレンデまで一直線。岩原スキー場など駅前にあった。滑りながら上越線の列車が見える。これでは何しに来たか分からない;

何よりもマニア心を刺激したのは、スキーライナーの電車が165系だったこと。新幹線開通まで急行「佐渡」で活躍した。
雪の上越線を疾走する様子は、かつての急行を彷彿するのに十分だった。こういう物ほど手元に写真がない。

その165系は約40年の活躍を終え、既に引退したが、その多くは他に転出することなく新潟で生涯を過ごした生え抜きの車だった。
末期、スキー臨時用の165系は「アルファ」という愛称で、青と緑の節操もない色に塗り替えられ、映画館みたいな椅子になっていたのに閉口したのを思い出す。

その急行電車165系は広瀬香美とともに姿を消してしまった。
| Rail&Hand | - | 21:02 | - | - |
終末期医療
今日は曾祖母の命日だった。もう22年も前になる。
享年92歳。最期は認知症が進行し寝たきり。自宅介護に疲れ、長い入院生活だった。ずっと家に帰りたいと言っていたのを小学生ながらに覚えている。

そんな日々は本人も家族も辛いだろう。
4年前に亡くなった妻の祖父と重なった。

曾祖母は私一人の曾孫しか見られなかった。仏壇のロウソクの火が揺れると、「おおきいおばあさんが喜んでいるよ」と教えられたものだ。

今日、私の祖母は二人の曾孫を抱いており、これは大変めでたい話。

そんな思い出から、「終末期医療」を考える。
自分の最期は、できる限り家族に迷惑をかけたくない。事前に同意書でも書いておきたい。自分の最期は自分で決めたい。Let me decide
そんな事を考える。まだまだ若いのに…。

葬儀の後は新潟式に?飲んで騒いでもらうのを希望する。
できれば飲みながら唐揚げを肴に、鉄道模型運転会でも催してくれたら嬉しい。

その模型は、息子が「鉄」にならない限りはガラクタ同然に処分されるであろうから、これでは死んでも死にきれない。
誰かに引き取ってもらおう。無理ならせめてオークション等で大事にしてくれる人の手に渡れば嬉しい。
“父が残した〇〇”という出品があったりする。出品者には価値が分からない物もあるらしく、100円でスタートした物が3日で2万円!
孫か曾孫の小遣いになればよい。

終末期医療では遺されるコレクション品の処分まで考えなければならない。
(他に財産は無いんか;)
| Rail&Hand | - | 20:58 | - | - |
節分
すでに昨日の話だが、我が家も巻き寿司を食べた。「鬼は外・福は内」の掛け声も。豆をばらまいたら掃除が面倒なので、撒くフリ。

すっかりスーパーマーケットの商法になってしまったのか、様々な種類の巻き寿司がある。エビカツとかカツカレー巻きまで。予約した人には、おまけに「福銭」まで付いてくる。

で、私は「ネギトロ」を所望していた。久々のマグロにワクワク。
が、母が間違えて「末広巻き」を買ってきた。少しがっかり;

「私の中ではみんなそろって末広を食べようと思っていたのよ」

我が母ながら、その、非を認めようとしないあたり、誰か似てないか?

呼んだ?

| Rail&Hand | - | 21:16 | - | - |
大袈裟
妻です。

「うちの娘、泣き方が大袈裟なのよね〜。女の子って何でああなのかしら。」

女の子と男の子を持つ知人が漏らした一言。
…確に(-"-;)。
最近娘は何故か夜泣きするのですが、その泣き方がスゴイ。

「ッッッギャ〜〜〜〜!!ッッッげぶっ!!!お、かぁちゃんママ〜〜〜!!」
とか何とか絶叫しながら起きてきます。
息子は授乳中。
泣き叫ぶ我が子を両手に抱え、なだめる私。
「お〜しお〜し!!ど〜した!」
猛獣と戯れるムツゴロウさんの気分です。

昼寝の時でも、彼女は寝起きに猛獣と化します。

「ッッッオゲッ!!ッッッギャ〜〜!!!」

見ると袖口に寝ゲロ。
||li _| ̄|○ il||。
吐くまで泣くなよ。

娘の育児日記を読み返すと、泣き暴れたこととウンコの事しか記録がない。
そういえばウンチの時には毎回気が違ったように泣き叫び、しまいに吐いていました。

どっか悪いのかと思い小児科を受診しても異常なし。

一方息子は六日間も便秘したのに、
「えっ。ぅえっ。」
と頼りなく泣いては寝てしまい、結果小児科受診が遅れてしまいました。
後々の便を見ると、「よくもこんなに我慢したな〜」と思う量。


「あの子は泣き方に根性がある。芯が強いね〜。」
新潟母がよく言ったものです。
しかも知恵が働き、口達者ときている。

「優しくていい子なんだけどキッツイんだよね〜。」
いつも思うけど誰かに似ています。f^_^;

彼女の将来に期待有り。
| Rail&Hand | - | 06:50 | - | - |
スシ


息子は今日で2ヶ月を迎え、今では「指しゃぶり」らしき動作をするようになった。首もしっかりしてきており、2番目は何でも早い。

さて、休日は家で子守になる。無駄遣いしなくてよい。(子供が寝てる間にインターネットを駆使する弊害もある;)

ところで、娘が買ってもらった子供向け雑誌の付録に「アンパンマンの回転寿司」がついていた。
非常によくできている。
これは、現代の家庭に「回転寿司」がすっかり浸透していることを示すかのようだ。
回転寿司に行くと家族連ればっかりだ。
そういえば私が子供の頃、いとも簡単に「今日はお寿司」なんてことはなかった。子供の好物は、昔からきまって「ハンバーグ」「カレーライス」だったが、今は「寿司」がベスト3に食い込むらしい。

我が家は妻が「生魚苦手」、実家は母と祖母が「生物警戒症」で寿司も刺身も食卓に上がってこない。

娘は、寿司なんか食べに行ったことが無いくせに、

「おすしがいっぱい。てっかのマキちゃん」

などと遊ぶ。

「実体験も必要やね」

いつもの口調で母が言う。しかし2人で行ってものんびり食べられそうにない。お持ち帰り寿司なら可。

いいな〜たまには寿司食べたいな。一応明日は巻き寿司を食べるが。

ちなみに寝台特急「トワイライトエクスプレス」の食堂車は「スシ24」という形式だが、寿司はメニューにないらしい。日本海を見ながら、スシで寿司を食べるのもいいかも。





| Rail&Hand | - | 21:00 | - | - |
渡り鳥・白鳥


先日落札した模型に「白鳥」のマークがついており、その特急「白鳥」号を思い出してしまった。

大阪〜青森間、1,000km以上、日本海沿いを日中12時間以上かけて走破する。昼行では日本最長、1日1本の特急列車。1961年の誕生から、ずっと同区間を走り続けてきたが、時代の流れには抗えず、2001年3月に廃止された。
(現在、同名称が引き継がれた列車として、本州〜北海道を結ぶ特急として、八戸〜函館間に存在する)

その白鳥号だが、さすがに大阪〜青森を通して利用したことはないものの、新潟在住の頃と実家に戻ってから廃止までの数年間は、大阪〜新潟間でよくお世話になった。大阪を10時過ぎに出発し、新潟着は夕方16:30.これでも約半分の区間で、終点青森は23:30頃着。その昔は青函連絡船に連絡していたという。

白鳥は進行方向が変わる新潟で長時間停車する。車内の大掃除を横目に、足腰フラフラで降りたものだった。1997年頃から廃止まで、有終の美を飾るかの如く、赤とクリームの元祖特急車両になった。見た目はマニアに嬉しいのだが、何せ30年位前の電車なのでボロい。真冬に乗車したある日、連休の最終日で混雑し、雪で遅れ、窓ガラスは割れ、ガムテープで応急処置。ゴミ箱は弁当の空箱で溢れ返り、隣車両のトイレは故障、「指定席」の札にはヒビが入り、満身創痍の渡り鳥という具合の旅だった。まさに渡り鳥「白鳥」だ。
おそらく、沿線に飛来する「白鳥」が名称の由来だと思うが。私の場合は、湖で餌をもらう姿より、田んぼで雪の塊みたいになっている白鳥の印象が強い。

さておき、その大掃除は新津辺りから始まり、すっかり日の落ちた新潟に到着。新しい乗客を詰め込むと、慌しく青森目指して出発していった。そんな白鳥号だが、車内放送で「特別急行列車白鳥号、青森行でございます」と案内していたことがある。白鳥の貫禄というか、威厳みたいなものを感じた。(特別急行列車:特急の正式名称)

青森→新潟の区間を利用したこともある。北海道へ旅行した帰り、列車が遅れて未明に青森駅に到着。仕方なく待合室で一夜を明かし、6時始発の白鳥で新潟へ帰った。徹夜と旅の疲れで、弘前辺りから記憶がない。椅子を回転させる音で目が覚めた。時間は12:30.すでに新潟に着いており、あやうく大阪まで連行されるところだった。

その白鳥の上下列車は14時頃、新潟県糸魚川付近ですれ違っていた。一瞬の出来事だが、長距離ランナーが合図を交わすように。
たいていの乗客は、金沢、富山、新潟、秋田で入れ替わっていた。この時代に通して利用する人はいるのか?と思ったことがあるが、意外に東北から京都への修学旅行生がお得意さんだったという。時間はかかっても直通だから。

遅い櫻前線、鮮やかな若葉、紺碧の日本海、山の冠雪、出会いと別れ、切なる想い・・いろんな思い出を乗せて私を運んでくれた、渡り鳥「白鳥」号。青春特別急行かもしれない。

写真:大阪〜青森「白鳥耐久ツアー」に旅立つOB先輩方を見送り。
2000年9月 大阪駅にて。
| Rail&Hand | - | 20:51 | - | - |
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