Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
鯨と鉄道
「鯨と鉄道には捨てるところがない」というコメントが作家の有栖川有栖さんの随想にあった。思わず納得。
古来より鯨は肉、脂、骨、髭、あらゆる部分を活用できるものだった。

鉄道趣味も、写真、乗りつぶし、実物車両、切符収集、模型、駅弁、廃線跡巡り、果ては発車ベル音まで…多彩にわたる。まさに捨てるところがなく、うまく言い当てたものだ。
この底辺の広さゆえに昨今の「鉄道ブーム」に拍車がかかっているのかもしれない。
鉄道趣味の奥深さとは…
車窓を眺めながら歴史的見地から地域の成立ちを追求するもよし。
工学的な部分を研究する対象にもなりうる。
鉄道が登場する文学作品も多数存在する。
また、海外の鉄道趣味には語学力を伴うかもしれない。
山中で誰でも撮れないような鉄道写真を撮影するには相応の体力が要るだろう。
鉄道をモチーフとした絵画や模型ジオラマ製作には、芸術的センスが求められる。
演歌からJ-POP、歌謡曲にも鉄道は身近な存在として歌詞に登場する。

こじつけみたいだが、鉄道趣味には学校で習得するあらゆる科目を含んでいるといっても過言ではない。
我々鉄道マニアは、昨今のブームを一過性のものではなく、ゴルフや映画鑑賞のような普遍的な趣味として伝播する役割を担っているのではないか。
そのためにはマニア自身が円滑なコミュニケーションが出来るように訓練することから始めるのがよいかも。
鉄道趣味学園オハユニ組(意味不明)は全科目揃っていますが、学級会がなかったのです。指導対象生徒は多数います。

趣味人の構成からヲタクのイメージが強い鉄道。胸を張って「俺はマニアだゼィ〜」と言えるように。器の大きなマニアに誰も引くことはないだろう。

そんな私は強いて言えば模型マニアだが、目の前に線路があればそれで幸せ。鯨なら丸ごと一頭、線路の上を転がる物なら何でも好きだ。明るいヲタクを自負したい。
そこに線路が続くかぎり趣味の雑感は続く?

| Rail&Hand | - | 21:06 | - | - |
菜の花


畑に咲く菜の花。春が近い。久し振りに土(ベト)の上を歩いた。
| Rail&Hand | - | 07:34 | - | - |
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< January 2009 >>
+ SELECTED ENTRIES
+ ARCHIVES
+ LINKS
+ PROFILE