2011.02.12 Saturday
惨事を物語る動輪
2月12日神戸新聞・姫路・播磨欄の記事を読んで驚いた。
1945年3月31日、兵庫県加西市にある国鉄北条線(現在の北条鉄道)網引−法華口で発生した列車転覆事故。
近くにある鶉野飛行場から飛び立った軍用機「紫電改」の不時着により線路が破損され、そこに列車が差し掛かかり大惨事を引き起こしたというもの。戦時中ゆえに軍の機密事項とされ、公表されなかった。
新聞記事の内容は、そのとき脱線した機関車の動輪が、大阪の交通科学博物館に展示されていることが今回判明したというもの。
発見者は、高砂市在住の戦史研究家、上谷昭夫さん。
そう、4年前、Tさんに上谷さんをご紹介頂いた。
その夏、加西市役所ロビーにて開催された、戦争を語り継ぐ「鶉野飛行場と北条鉄道展」の展示物のひとつとして、この事故現場をTさんと共同制作でジオラマ化したことがあり、大変印象に残っている。
歴史の証人となった動輪。交通科学博物館がどのような措置を取るか、気になるところ。
ジオラマ、解体せずに残しておけばよかったかも?
詳しくは過去の記事をご参照ください。
http://railandhouse.tblog.jp/?eid=151662
2007年7月28日の記事。
そういえばこのブログももうすぐ5年を迎えることになる。