2011.04.11 Monday
エアバスA300-600R
(JALサイトより)
航空機「エアバスA300-600R」
JALに在籍する最後の機体が引退する。フランスに本拠地を置くエアバス社は、アメリカのボーイングと世界を2分する航空機メーカー。
1970年代に設立「バスのように気軽に乗れる飛行機」として社名になった。
A300シリーズは双発機(2エンジン)で長距離洋上航行が可能になった機体。たしかにエンジンが故障して1台になったら危ない。A300は1エンジンでも3時間航行できるらしい。それまで、長距離便は4エンジン機に限られていた。
私はボーイングよりエアバス派だ。
その最後の機体、A300-600Rが3月で引退する。20年間の活躍に終止符を打つ。
A300-600Rを導入したのはJALに合併される前のJAS(日本エアシステム)
あのレインボー塗装が印象的だった。ローカル線を多く抱えるJASはエアバス機を積極的に導入していた。そういえば8年前、伊丹から千歳へ利用したとき、JAL塗装に変更されて間もない600Rに乗れて嬉しかったのを思い出す。
ところが東日本大震災を受けて、輸送増強のため、A300-600Rは4月以降もしばらく運航されることになった。
そう、JAS時代、遡れば「東亜国内航空」の頃から親しんだ、東北地方の空を飛ぶ。最後のご奉公といえるかもしれない。
これで日本の旅客機は、ボーイングの機体だらけになってしまうのか?
いちおう「ボンバルディア」とかあるけれど。
ありがとう、エアバス。国内航空路線の大衆化・近代化に寄与した名機といえよう。
YS-11引退のときのような寂しさがある。