Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
地域の安全
奈良県の平群町で、当時小学1年生の女子児童が、殺害された事件から早2年になる。NHK関西ローカル番組で、現地での地域安全に関する取り組みの特集を放送していた。やはり子供がいるとこのような番組が気になってしまう。
今日、犯罪に巻き込まれる可能性は都市、田舎関係ないようだ。
うちの近所でも「こども110番」というステッカーを貼ったタクシーが走っている。床屋等にもある。不審者に遭ったらそこへ逃げ込むように。

それにしても、あの犯人、見るからに不気味な犯罪者の顔だ。死刑が確定しているが、死刑以上の極刑はないのかと思う。中世では、街道沿いで道行く者に、打ち首のノコギリを1回ずつ引かせる拷問的な死刑もあったというが、それ位苦しめても足りない位だ。しかし、被害に遭った女の子は戻ってこない。

何故か関西では奈良県で子供が犠牲になる犯罪が多発している。
昨年も今回の事件現場の近くで子供が犠牲になる事件があった。
しかも今年、父親の過度な期待に追い詰められて自宅に火を放った少年も奈良だった。(これは家庭環境に起因しているが)

地域色と犯罪を結びつけるのは偏見だが、私なりに考える。
奈良は歴史に包まれた国だが、現代は四方を山に囲まれ、主要街道から逸れ、大都市から隔離された感がある。やや閉鎖的な社会かもしれない。
さらに、大阪や京都のベッドタウンとして開発が進み、多くの人口が流入した。近所を知らない人が歩いている事に違和感を覚えない社会となった。それらの社会の連鎖が考えられよう。閉鎖的な社会での孤立と、匿名の人間の流入を許す街。まるで犯罪者を誘っているようだ。

今年、秋田では、悲しいことに母親が自分の子供を手にかける事件が連続して発生した。北国の田舎での事件である。明らかに閉鎖的な社会だ。被告の境遇は似通っており、底辺に虐げられ孤立した者が、ある日突然牙を剥いた悲しい結末だった。

日本人は、横並びにならない者には、すぐに偏見を抱く。
地域の目で子供を守ることは重要だが、特定の人間がはみださない、交流のある地域を作ることも大事かもしれない。

とは言うものの、ウチの実家はすぐ近所のウワサ話をするのだが・・。
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