Zakkan　（雑感）

ボクシングの亀田一家騒動。世界戦での大毅選手の反則行為とそれを指示したとされる父・史郎氏と兄・興毅選手。ブログ休止中もニュースでは大騒ぎになっており、多少は気になっていた。

今日、長男の興毅選手が謝罪会見をした。

夜、ネットやニュースで見たが、充分誠意は伝わったと思う。会見はまるで尋問。彼らを生かし、結局締め上げたのも報道機関だと思った。
現在の息子達が精神的に頼っているのは他ならぬ父。確かにお世辞にも度量が広いとは云えない本当に困った親父だ。親ではなく長男が矢面に立ったというのも筋違いだが、そんな父親像しか知らない２０歳そこそこの青年が酷な質問を受ける。質問する方はちょっと大人げない。

非を認めながらも父親を気遣い「世界一の親父だと思っている」と、目を潤ませながら答えた興毅は、「誰が飲食（接待）の会計したか分からない」と答える元防衛大臣より立派だと思った。
そして、謝罪会見の印象を尋ねられ、興毅達を激励するコメントをした内藤選手は、真のチャンピオンの懐だった。

これから兄弟は、外の荒波に揉まれることが本当に強くなるための試練となるだろう。協栄ジムの金平会長が「これからは何が許されることで、何が悪いことか、きっちり教えたい」と言った。人間的に鍛えなおす、これも「親心」。
いろんな家族があるが、やはり子は親の鏡。兄弟はその父しか知らないから無理もない。「給食費休んだ分返せ」という親が鏡に映るものは・・。いやはや親の責任は重大。

「明日のお昼何食べたい？」
寝る前に娘に聞いたら、

「とんがりコーン」

嗚呼、責任重大・・。