2007.11.14 Wednesday
置き去り
退院患者の引き受けを家族に拒否され、公園に置き去りにした病院職員。
入院費滞納やトラブル続きの患者だったらしいが、そこまでやるか…。社会的入院の影を突いたような事件だ。
「どうしましょう…」
「連れて帰ったらヤヤコシイから、独りにして救急車呼べ」
「そりゃマズイですよ」
「救急隊に任せたら大丈夫や。来るまで見張っとけ」
等というやりとりが目に浮かぶ。
未収金を医療機関任せにしている現状がよく分かる。まさかヤミ金まがいの取立てはできないし。
医療や福祉はその性格上、強気に訴えることが難しい。だから保証人等を細かく確認する。
話は拡大するが、このような事件は本件に限らず「開き直る」現代を象徴しているようにも感じる。
この患者の滞納は生活の困窮が発端かもしれない。しかし置き去りにした職員もまた開き直り。
給食代を払わない。
家庭ゴミを持ち込む。
食品の原材料を偽る。
古くから日本人が当たり前に持っていた倫理観が失われつつある。
司馬遼太郎氏が見たらどんな顔をするだろうか。
入院費滞納やトラブル続きの患者だったらしいが、そこまでやるか…。社会的入院の影を突いたような事件だ。
「どうしましょう…」
「連れて帰ったらヤヤコシイから、独りにして救急車呼べ」
「そりゃマズイですよ」
「救急隊に任せたら大丈夫や。来るまで見張っとけ」
等というやりとりが目に浮かぶ。
未収金を医療機関任せにしている現状がよく分かる。まさかヤミ金まがいの取立てはできないし。
医療や福祉はその性格上、強気に訴えることが難しい。だから保証人等を細かく確認する。
話は拡大するが、このような事件は本件に限らず「開き直る」現代を象徴しているようにも感じる。
この患者の滞納は生活の困窮が発端かもしれない。しかし置き去りにした職員もまた開き直り。
給食代を払わない。
家庭ゴミを持ち込む。
食品の原材料を偽る。
古くから日本人が当たり前に持っていた倫理観が失われつつある。
司馬遼太郎氏が見たらどんな顔をするだろうか。