Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
私の夏〜1993〜PART2
1993年夏・九州 PART2

日付は変わって30日、鹿児島へ。快晴で、これから豪雨が襲うとは夢にも思わなかった。
指宿枕崎線で日本最南端の駅・西大山と終点枕崎を目指す。
西鹿児島から指宿枕崎線に乗車。黄色い快速「なのはな」快適なディーゼルカー。山川から枕崎行に乗換え。くたびれたキハ58系。ここから先は極端に列車本数が少なく、いよいよ本番のようだ。
山川を出ると乗り心地が悪くなる。
薩摩半島を約半周する同線は、途中の西大山駅が日本最南端となる。
ここで途中下車しては、次の列車まで2時間近く待つことになるので、一旦終点・枕崎まで行くことに。

枕崎駅。南国ムード漂う風格ある駅。1984年まで、ここから伊集院を結ぶ鹿児島交通の鉄道線があった。駅舎は鹿児島交通の所有。自社のバス待合室として引き続き使用されており、駅舎内は真っ暗で自動販売機の照明が唯一の灯りなのには驚いた・・。
現在この駅舎は解体され、JRは駅を新築する訳もなくホームに簡単な屋根が付いたバス停のようなあっさりした終着駅となっているらしい。


枕崎駅待合室より。ホームと線路1本だけの閑散とした構内に、何故か自動車が置かれている辺り、人の動きものんびりした南の果てという印象を受ける。改めて見ると気に入ったショット。


枕崎から引き返して日本最南端の駅、西大山駅で下車。背後に開門岳がそびえる定番の構図。
周囲は畑で何もない。マニアによる駅ノート置かれていた。
沖縄モノレールが開業した今日、同駅は「日本最南端」を返上し、「JR最南端」の駅となった。
山川以南は昭和30年代に開通した比較的新しい路線だが、老朽化した無機質なコンクリートと鉄骨の駅施設などが、かえって哀愁を誘うものだった。


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