Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
フィナーレ
オリンピックが終わり、朝夕も涼しくなり夏の終わりを否応なく感じるこの頃。

昨日の男子マラソン・最下位でも完走した佐藤敦之選手。

子供の頃のマラソン大会を思い出す。昔から運動の苦手な私はいつもビリで、最後にゴール、或いは最下位を避けるためにラストスパートをかける「デブダッシュ」が待っていた。
皆が待ち受けるグランドで、それは本人達にとって惨めで屈辱極まりない。
以前も話したが、高校の時は、その凌辱に耐えられず、笑いを取るしかないと判断。そのまま「欽ちゃん走り」(?)でトイレに駆け込んで失笑を誘った。(痛過ぎる…(>_<))
しかも無茶して足が吊って倒れたというオマケつき…。

しかし彼は最後まで走りぬいた。日本代表というプレッシャーを背負ったまま。
彼はゴール後、コースに一礼した。世界のステージで不甲斐ない思いをしているのは当人に他ならないのに。「スポーツマンシップ」とはこのようなものだと感じる。
私のような「デブ湿布」ではない

佐藤選手の完走はメダルのためのオリンピックではないことを教えてくれた、素晴らしいフィナーレ。


ところで、柔道の谷亮子選手。次回ロンドン五輪を目指して続投するらしい。
次の世代はうまく育つのか気になる。

長く現役で頑張るのは素晴らしい。しかし、体力あってのスポーツの世界。アーティストとは異なる。
若い頃、何かに突出すればチヤホヤされるのが人の世。ましてや才能というものは若いほど注目される。
しかし、男女共通してそこそこの歳になれば家族が増えて、自己研鑽を中心とはいかなくなる。
稼業はほどほどに、子供の人生がある程度優先されるのではないか。普通に会社員として働く母親と異なり、はるかに無理があると思う。うまくいけば案ずることはないが。金銀銅全部持ってるからいいじゃん。子供はそれだけで充分誇りに思うよ…といのは凡人の考えか。
特に我が家は同時に何でも出来ない不器用な人間同士なので尚更感じる。ちなみに洗剤の「金・銀・パール」のパールすら当選したことがない。

この先も谷亮子だけに頼るわけにはいかない。今の柔道連は、いつまでもシドニー・アテネの世代に頼らずに次世代を育てるのが急務。頑張れば報われる環境を整え、実力で頂点に立つ次のヤワラちゃんを発掘しなければならない。
こんどは原作に近い人をね(猛毒)

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