2009.06.01 Monday
琴電
HO(16番)ゲージの琴電。このようなプラ量産品が出たこと自体が驚き。
“琴電”(ことでん)こと「高松琴平電気鉄道」。四国は香川県の地方私鉄。名前のとおり「こんぴらさん」への参拝客を運ぶ。
この電車は3000形といい、大正15年の製造(!)で今も現役だという。定規で引いたような四角い車体に丸い屋根。いかにも田舎電車の風情があり好ましい。私は1両で田んぼの中をのんびり走る地方私鉄の電車が好きで、このような物に吸い寄せられてしまう。駅で立ち食いうどんでもすすりながら眺めたいところ。
何よりもこの製品は全長20cm足らずで、通過可能な最小カーブ半径215mmとあり、卓上でHOゲージ電鉄を開業することも可能。夢が広がる。昨年請負で製作したようなものが好例。
電車の色は琴電色でなくても構わない。できれば無塗装版もあれば自分の鉄道色にする楽しみができる。縮尺1/80の裾野が広がるかもしれない・・・。
この琴電3000は1両で走行でき、展示場所を取らない。直線で自動往復運転させて楽しめる。
Nゲージを鍛え抜かれたベテランの方にも十分お奨めできる逸品。
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こちらは以前Tさんより頂いた琴電の記念乗車券。写真の旧型車輌たちはすべて冷房付きの新車(正しくは名古屋の地下鉄や京浜急行の中古車)に置き換えられてしまった。
#余談ながら「長野電鉄」も以前は東京の地下鉄の中古車を使用していた。こちらは冷房が無く、元が地下仕様のためか天井付近の窓しか開かなかった。盆地である長野の夏は暑い。蒸し風呂状態の車内に耐えられず、料金100円を払って冷房付きの特急に乗り換えたのを思い出す。