Zakkan (雑感)

趣味の雑感。
G線上のマニア2009
ようやく近畿地方の梅雨が明けた。今年は中途半端な夏だ。


Gゲージの小型機関車。(Gゲージ:縮尺1/20.3〜29前後)小型と言っても全長約30cm、重量は2kg近くある。バックマン製品。入換用として本年導入。
手前の車輌(縮尺1/80)が尻込みしている。
見るからにアメリカンナロー・鉱山鉄道用のようだが実在したか否か不明。類似の機関車はあったかもしれない。そんなことはどうでも良いのが模型の世界で、適当な縮尺が示すようにバラツキのあるナローゲージの線路幅を45mm幅で割った結果といえる。結局Gゲージは国籍・サイズを問わず楽しく走らせましょうというもの。
本来、鉄道模型は貴金属や工芸品のように飾るためだけのものではなく、線路を走るためにある。メイドイン・チャイナ等、大量生産された大きな汽車が迫力満点に走る姿こそ、この趣味の醍醐味を感じるひとときかもしれない。

そんな大らかな世界を目の当たりにしたのはちょうど7年前の夏。阪急百貨店・ハーバーランドのイベント。爆音を立てて走るGゲージの汽車に釘付けになり、翌月、自宅でささやかな開通式となった。ネット専門店兼務Gゲージの伝道師「モデルス・シマ」さんに出会ったのもこの頃。

引越し、結婚、子供の誕生で環境は変化し、大きな汽車で遊ぶ機会はすっかりなくなってしまった。Gゲージの特徴は屋外走行に対応している点。何よりも庭園鉄道はジオラマのように山や川を作る必要がない。実家の庭に線路を敷設する計画があったが、地権者の反対と事業者の忙殺により凍結されたまま。ズボラな私は保線作業する自信がないので室内のほうがマシかも。しかし一度敷いたらかなり邪魔になる;掃除も出来ない。少々ゴミだらけでも壊れないのは強みだが。
2008年早春に開催された姫路駅の行事協賛以来、Gゲージはお蔵入り。そもそも他サイズの模型も殆ど走らせていないが・・。

近年は元祖Gゲージで最大手のLGB(レーマン社)の倒産により、Gに活気がない。最近は同社に代わってPIKO(旧・東ドイツ)が参入を果たし、新たな展開を見せようとしている。ドイツ型の供給が再開されようとしている。

おなじみの「例え」で、D51の241番と603番の違いにこだわる人にとって、Gゲージは耐えられない世界かもしれない。1番と200番の違いならOK?

神戸のユザワヤも昔はジオラマがあり、Gゲージやらメルクリン、リバロッシ等の外国型を扱っていたのに今はすっかり縮小されてしまった・・。昨日の店頭で思った次第。
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