2009.10.11 Sunday
交通公園
休日に家にいると子供らがグズグズ言う。という訳で秋晴れの下、公園で弁当を食べる。姫路市内にある交通公園。
砂だらけになり、遊具に登り、走る。1時間ほど放牧。
昭和の香りが漂う遊具もある。
「こんなの家にあったらなー。車体はリアルに作ればいいし」
「4歳児と同じ思考なのね;」
実際に乗用鉄道模型「5インチゲージ」は線路1周分とバッテリー式駆動装置(ボディを自作して電車を製作する)の入門セットが数年前から市販されているという。もはや乗用汽車は業務用ではなくなった。敷地と15万円があれば開業できる。
ところでこの交通公園には本物の機関車が保存してある。
C57型蒸気機関車・5号機。播但線で活躍した。
愛好団体が手入れを行っており、近所の公園にあるC11型よりも保存状態は良いが、34年間も雨ざらしなので将来が不安にもなる。できれば新しい姫路駅のコンコースに展示してもらいたいと思ったりするが、せめて屋根のある場所に置いてやりたい。
このC57型は均整の取れた容姿から「貴婦人」と呼ばれる。長女の1号は山口線(新山口〜津和野)で、末っ子の180号は磐越西線(新潟〜会津若松)で今も現役で活躍中なのは周知のとおり。
日が落ちると途端に冷え込む。
こんな過ごし方がいちばん無駄遣いせずに済む。連休の人ごみにも渋滞にも巻きこまれずに。
「でも再来週はモールに連れてってね。DM見たと思うけど」
「あー、婦人“服地”セールのことね」
早く寝てくれれば作業もはかどるもので、結局親の都合でセッセと子供を遊ばせている我が家であった。