2010.01.07 Thursday
のっぺ
妻です。
私の故郷では、正月、冠婚葬祭、お酒を伴う祝いごとには必ず「のっぺ」という荷物を炊きます。
中身は里芋、蒲鉾、人参、こんにゃく、椎茸…。
なんともシンプルな野菜の荷物なのですが、これをご馳走にかえる秘密は帆立の「貝柱」。
しかも干し貝柱。
高級珍味です。
これと干し椎茸で出汁を取り、やつらをトロリと里芋のとろみで煮含めるのです。
なんともいえぬ絶品です。
私も毎年正月の度に新潟に帰っていたら、絶対のっぺなど作らないのでしょうが、子供が出来て五年。
毎年のっぺを作っていたら、それなりに母の味に近付いてきた…と自負しておりますf^_^;。
のっぺは郷土料理なので、各家庭によって入れるものが違います。
鮭を入れたり、鶏肉を入れたり、イクラを乗せる家もあります。
ちょうどこちらの、いかなごのくぎ煮みたいなもんですね(^O^)。
故郷にうまいものあり。
郷土料理って、やっぱり美味しい!!
息子も手掴みで食べていました。
義母が何度言っても「のっぺい汁」と言います。
のっぺ「い」でも「汁」でもないんだけど…。
ま、いっか(; ̄_ ̄)=3